ミドルエイジのビジネスマン
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2003年08月17日(日) パソコン連合艦隊壊滅せり〜その2〜

8月5日の夕方、お客様と話をしていると激しい雷が東京の空で光っているのが見えた。そのときは、むしろドシャ降りの雨の方に気を取られていたのだったが、家に帰ると最愛の妻が「パソコンを点けっ放しにしてはダメョ」と優しくたしなめる。

そんなはずはないのだがと、不吉な予感に襲われつつ部屋に入るとルーターのランプが異常点滅。逆にCATV局のモデムはいつも光っているランプが沈黙している・・・雷のせいだ。これで2台目が大破。

翌日、CATV局に連絡してみるとルーターを通さないで直接つないでみるように指示されたが、やはりインターネットに繋がらない。しょうがない、サブマシンで実験してみようと電源を入れると古いモニターの画面は真っ暗。おかしいなと、ちょっと考え、先日のディスプレイ交換事件のときに古いモニターの線をはずしっぱなしだったことに気づき、あせっていたのか何気なく本体に電源が入ったままモニターのコネクターをつないでしまった。とたんにパソコンは機能を停止し、今度は再起動させようとしても警告音を発するだけで、起動できなくなってしまったのだ。3台目轟沈。

息子は3日もすると友達から30通以上のメールがたまるほど人望があるので(?)、早く直してほしいと言うが、換装用の20ギガのハードディスクには実はお父さんの珠玉の宝物が入っているので、密かに別のところに移そうと思っていたのだ。仕方ない、珠玉の名品と父親のプライドを天秤にかけ、その20ギガとウィンドウズXPの組み合わせでもう一度トライすることにした。

最愛の妻と子供たちは夏休みとあって妻の実家に行ったので一晩じっくりやろうと取り掛かったが、今度もやはり恐ろしく時間がかかる。最初のときに引っかかったところでまた同じようになったので、電源を切ろうとしたが、もしかしたらノロノロと動いているかもしれないと考え直し、今回はそのまま寝た。気になって翌朝午前4時くらいに目が覚め、見てみると先に進んでいる。やれやれと、次のステップに進むと再び止まったかと思うくらいになった。ついに出社の時間となり、しょうがないのでパソコンの電源を入れっぱなしで会社に出る羽目になった。

夜帰ってくると、またちょっと進んでいる。ここまでくればもう少し、結局何とか最後までたどり着くことができた。

ただ、想像を絶するくらいのろく、立ち上げてからユーザーがアプリケーションソフトを使えるようになるまで20分くらいかかる。お父さんがちゃんと最後までやりぬいたことを証明するため、妻の実家から帰ってきた子供の前で一度だけ起動して見せたが、子供は飽きて漫画の本を読み始める始末だった。

かくして、父親の権威は失われ、昨日(8月16日)、雨の中をトボトボと子供用の低価格マシンを買いに出かけたお父さんであった。

なお、雷に撃たれたメインのパソコンは幸い本体に異常はなく、モデムも無料で交換していただいたものの、家庭内無線LAN用ルーターの方は買い換えたため、大層な出費となった。

とはいえ、もっとも心残りになったのは、あの20ギガ増設ハードディスクに入っていた珠玉の名品の数々に永遠の別れを告げなければならかったことである。

アーメン。









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