戯言。
2002年11月02日(土)  ハロウィン後日談(笑

「ねぇ、リジィ」

「ん?何、オーリィ?」

「あれからずっと気になってたんだけどさぁ」

....なんかヤな予感がする、かも。
すっごく綺麗に、そりゃもうレゴラスレベルの綺麗な微
笑でこっちを見てるんだけど。
ああいう顔してる時のオーリィってロクなこと言わない
からなぁ。

「あれって?」

分からないの?ってくすりとまた綺麗に笑ってる。
ホント性質悪いよねこのヒト。

「ハロウィンの時。リジィ、僕が『trick!』って答えた
ら何するつもりだったの?」

うわ、どうしてこう核心をついてくるかなあ、もう。
僕としては忘れちゃいたいんだけど。

「....もう忘れちゃった」

「嘘ばっかり。言ってごらん、怒らないからさ」

逃げる間もなく捕まって、僕は今オーリィの腕の中。
もう逃げ場はない。
ほんとこういう時のオーリィって用意周到というか、策
士というか....それにこの微笑!
コレに僕が弱いって分かっててやるんだから。

「....そんなに知りたいの?」

「知りたいよ、リジィの事ならなんでも」

そんなに嬉しそうに笑わないでよもう。
じゃあ教えてあげる。
でも素直には教えてあげないからね!
ちょっとくらいの反撃は許されるでしょ?

ちゅっ

「/////....こうするつもりだったの!」

「!!」

少しの間、驚いたみたいで固まってたけど。
でもすぐに立ち直ったみたいで、これまた凄く綺麗に微
笑みながらなんて言ったと思う?

「う〜ん、こんな可愛いイタズラなんだったら、違う答
えを選んだ方が良かったかも。失敗したなぁ....
来年も期待してるからね♪」

「な....」

なに勝手なこと言ってるの!
....って言おうとしたんだけど、その言葉はオーリィの
唇に塞がれてあっけなく却下。
『かわいいイタズラのお返し』だって。
向こうの方が1枚も2枚も上手だったって訳。

もう、ホント性質悪いんだから。
なのに『来年までにレゴラスの衣装探さないと』なんて
言ってるこの性悪な元・エルフにほだされちゃってる僕
も僕なんだけど。

さて、来年までに耳と足、入手出来るかなぁ?

*****

ハロウィン話後日談。
前回はオーリサイドだったので、今回はリジサイドで。
どっちにしろああなった、ということで終了。
最近こういう会話チックな話がブームかもしれない。
そしてこういう軽〜いノリにはオーリジが最適。
....ま、どっか別次元のオーリとリジってことで。


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