ディリー?闇鍋アラカルト
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2003年09月25日(木) 司法のトホホ

最高裁判事の国民審査というのがある。
この国民審査というのは経験者はご存知の通り、罷免したい判事名の所に×をつけるようになっている。
×をつけられなかった場合は信任という意味になる。
しかし、この制度によって罷免になった判事は一人もいない。
大体、国民審査の判事名を知っている人が少ないのだ。
ずらっと並んでいる判事名を見て、誰がどのような判決を下した人なのかの資料が殆どない。新聞で国会議員候補者のプロフィールは読めるが、判事の経歴・プロフィールはよほど探さないと分からない。
僕自身、沢山並んでいる判事名で覚えのあるのはちょっとしかないのだから、司法関係者以外の大抵の人にとっても同様かそれ以下だろう。
つまり、この制度は有効に機能していないのだ。
このままではこの制度を有効に機能させる事は出来ない。
国民審査に先立って、選挙同様に、名前と経歴・どのような判決を下した判事なのかがもっと知らされなくてはならない。
このような事は国民審査の現状がどのようなものであるかを知るなら改革して当然と思うのだけれど、実際には国会で話し合われるのを聞いた事もない。
こんなトホホが放置されていて、当事者たちは恥ずかしい事のように感じないのだろうか?
尤も、そのトホホのお蔭で当事者たちは、仕事を失わなくて済む訳だが・・・・


いなっち |MAILHomePage

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