ディリー?闇鍋アラカルト
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2004年08月27日(金) アイヒマン・・・2

いわゆる普通の人たちがひどい事をしてしまうのは、学校でいじめによる自殺などが有った時に露呈する。
いろんな職場にも結構いじめは存在する。
しかし、そうした事態に気付かずにいる事が多い。
いわゆる普通の人たちが気付かずにひどい事をしてしまうには、そういう条件と言うか、環境があるからだとも言える。
それに気付くには、知性・知恵といったものが必要になる。
また、見つめる勇気・流されない勇気も必要だろう。
また、電話をくれた彼女の場合など、彼女は日本人から仕事を奪っていじめているというよりも、まさしく「会社の仕事をきちんとやっている」のだ。
しかし、彼女はその事に心を痛めている。洗練されたアイヒマンではない。元いわゆる普通の人アイヒマンは最初こそ逃げ出したが、虐殺マシーンになる道を選んだ。
結果として人を傷める事になる仕事をしたという点においては共通していても、この次には違う仕事を選ぼうとする彼女と、その職務に熱心になっていったアイヒマンとは違う。
しかし、かなり多くの人たちが現在尚こうした状況に巻き込まれている事に気づく事が人類の未来の為に必要なのだと思う。
8月24日に書いた「年間一兆円の医療費を使って4万人の死者を増やす」では2000年に発表されたガイドラインによって起こる恐ろしい事について書いた。
そのガイドラインを決めた人は、循環器系の疾患を減らすためにはその方が良いと主張する。けれども、その他のデメリットには目を向けなかったのだろうか。
ナチスドイツでのいわゆる普通の鉄道員が収容所にユダヤ人を送るような事がここでは起こっているのではないか?
「循環器系の疾患を減らすためには今までのガイドラインでは甘過ぎました」では、その他の癌などの疾患が増える事については考えないのだろうか?「私は循環器系の専門医です。専門外の事については専門の方にお尋ね下さい」


いなっち |MAILHomePage

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