2004年04月07日(水)
子供達が卒業した小学校のPTA役員のOB会の副会長を未だにしている関係で、先日 小学校の入学式に参列しました。
男子31名、女子31名、合計62名の新一年生。 これが、全国から見て多いのか少ないのかは、わかりませんが、近隣の学校の中では、 学区内の家庭数に比べて、多いのです。 この地区では、少子化傾向はなく、各家庭2人の子供は当たり前、3人のご家庭も多く、中には 4人の子供がいるという家庭も珍しくありません。 私の子供を通しての友達も殆どが・・・先日一緒に旅行した友達も・・・3人の子持ちなのです。
さて、入学式に話を戻して・・・ 私は他の学校の入・卒業式に参列した事がないので、他校の事は知りませんが、この学校では、 入(卒)業式は、所謂対面方式で行われます。 子供達は、舞台を背にして座り、校長を始めとする教職員・来賓は、後方に前向き着席し、左手 には父兄、右手には在校生(2・6年生)、という形です。 卒業式だと、真ん中に赤の絨毯が花道のように敷かれ、一人一人の卒業生が其処を通って、校長 から卒業証書を授与されます。 入学式の時は、担任から呼名され、一人一人が校長と握手をします。 幼い子供達は、校長先生と握手をしてどんな感じだったのでしょうね。 入場は新6年生に手を引かれて、席につきますが、この6年生とは“仲良しさんココンビ”となり、 朝自習・お昼休み・掃除当番などで、色々学校生活を教えてもらう事になります。 新6年生の方は、小学校の最上級生として、この日が最初のお仕事なので、ちょっと緊張した 面持ちでした。 緊張しているのは、新6年生だけでなく、新1年生の担任も同じでしょう。 特に、それまで、どちらかと言うと、高学年の担任だった先生方は、そのギャップに1年間大変 なのです。 我が家の子供の5・6年の担任は、それまで、5・6年担任が当たり前のように繰り返してきた先生で 「○○小の赤鬼・青鬼」と噂されるほど、怖い先生でした。 その先生が、卒業生を見送った後、新1年生の担任になった年、先生は1学期でゲソッと痩せ ました。 何しろ、今まで普通に使っていた日本語が通じない!んだそうです。 そんな時、中学へ進学した教え子が、ニヤニヤしながらも「先生、頑張って」と言った言葉が何より の励みになったそうです。 ・・・というのは、後日、先生が話してくれたのですが・・・。
さて、新1年生は、何といっても可愛いですよね。 我が子にもこんな可愛い時代があったのだなぁ〜と懐かしく思い出しました。 ・・・我が家の息子「今だって充分可愛いじゃん」と言っていましたが・・・
可愛いのは、子供達ばかりではありません。 父兄も初々しいのです。 今の時代は、父親も会社を休んで、両親揃って出席している家庭も珍しくありません。 皆、ビデオ・デジカメを構えて、我が子を見逃さないように、必死です。 子供達のこれからの人生は、楽しく、嬉しい事ばかりではありません。 悲しい事や辛い事も沢山待っている事でしょう。 ご両親は、これからも今のように自分の子供達を見逃す事のないように、しっかりと見守っていって 欲しいと思います。 時には、自分の子供なのに、その心が見えなくなる事もあるかもしれません。 それでも、無関心になる事なく、(或いは無関心を装う事無く)少なくても子供と向き合い、 子供の心を見つめる努力はして欲しいのです。 そうすれば、親の心はきっと子供に届く日が訪れる・・・そう思います。 そう信じたいと思います。
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