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首相の靖国神社参拝

2004年04月11日(日)


 4月7日、福岡地裁で小泉首相の靖国神社参拝を違憲とした判決が言い渡された。
 国民の間でも首相の靖国神社参拝については、賛否両論ある。
 それがいいか悪いかは別にして、今回「違憲」との判決が出た以上、小泉氏がどんな不満を
 持とうと、この判決に従うべきである。
 たとえそれが、最終的な違憲立法審査権を有する最高裁の判決でなかったとしてもだ。

 3月24日、尖閣諸島に上陸した中国人を逮捕した時に、小泉氏は
 「法律に従って対処することは、法治国家として当然のことだ」と述べている。
 この言葉を、そのまま今彼に返したい。

 日本は小泉氏の述べた通り、法治国家なのである。
 小泉氏が、どんなに判決に不満を持っていようと、法治国家の国民の一人として、従わなければ
 ならない。
 それを、これからも参拝を続けるなどという事はもっての他である。

 更に、「公人」ではなく「私人」として・・・という考え方も姑息な手段と言わざるを得ない。
 小泉氏が「私人」として靖国神社参拝をしようと、近隣諸国には、日本国首相が参拝したのと
 何ら変わらないだろう。

 参拝のたびに遺憾や抗議を表明してきた韓国・中国を無視し、中韓関係を悪化させているのは、
 事実である。 
 其処までして、靖国神社参拝をする意味が何処にあるのか。 
 「戦没者に心をこめて敬意と感謝の誠をささげたい。」と言うのなら、無理に靖国神社に赴かなくても
 首相官邸で、心静かに戦没者のために、祈りを捧げていればすむ事である。
 
 「一度掲げた方針を曲げた」と言われるのは小泉氏が最も嫌う事だと言う。
 しかし、その「掲げた方針」が間違っていた時には、潔くそれを認め、方針転換する勇気を持つ事も
 一国の首相にとして、必要不可欠な事ではないだろうか。

 

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