2004年06月07日(月)
関東地方が、梅雨入りする数日前、Kさんが、突然HPを閉鎖して、気侭な旅に出た。 最近、日記の更新が途絶えがちだったから、「忙しいのかな」とは思っていたが・・・ 某サイトで知り合って2ヶ月間足らず、主を失ったサイトのトップ頁には、彼の置手紙のように、 「あ・り・が・と・う」という言葉と共に、挨拶文が残っているだけだった。 本当は、私の方が「ありがとう」と言いたいのに、其処に、彼はもういなかった。
彼の日記、所謂「今日〜した」というものではなくて、短いものだったが、好きだった。
掲示板での遣り取りも楽しかった。 彼のレスは、私が思いも及ばない事を書いてきた。 それだけに、どんなレスをつけてくれるのだろう・・・ と、ワクワクしていて、時には、悪戯もしてみた。 お互いによく知らないという気安さもあって、思わず、本音が書けてしまう空間だった。 掲示板の中で、その時に応じて、色々な言葉を貰った。 彼独自の言葉だったり、何処からか引用したりしながら。 それが、私のその時の心情に嵌って、心地よかった。
今、彼は、「帰る家を失った旅も気楽でいい」と気侭な旅を続けていると言う。 もし、気侭な旅の途中で、気が向くことがあったなら、時には、私のところにも風を送り込んで くれればいいな・・・と思っている。
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