2004年06月14日(月)
20年以上前の話だけど、私が仕事をしていた頃、勤務先のボスに言われた言葉で、 「最初から無理だと思ったら、仕事を全部一人で引き受けない事。」っていうのがあった。 つまり「自分の能力を見極めて、仕事を分担しなさい」という事だ。 安易に一人で引き受けてしまい、期限に間に合わずに最後になって、皆に手伝って貰うより、最初に「全部は出来ない」と言うなり、引き受けた仕事を他の人にも分担すればよいのである。 これは一見仕事に消極的で無責任のように思われるが、自分の分以上の事を引き受けて、最終的に皆に迷惑をかける方が、よっぽど無責任なのだ。 勿論、仕事に慣れや自分を磨く事によって、自分が出来る仕事の範囲が広がっていく事は言うまでもない。 社会に出て仕事をするという事から離れて20年たつが、最近ふとこの言葉を思い出した。
これは、昨年4月にNotebookに書いたもの。 今、この事は、例えば「○○会」のようなその仕事がボランティアだと当て嵌まらないという事を痛感している。 「誰かがしなくてはならない仕事」なのは、同じでも面倒だったりすると、分担したくても、誰も引き受けない。 中には、嘘を吐いてまで、引き受けようとしない人間もいる。 結局、「自分の能力以上」のものでも「自分には向いてない」と思っても、無理をしてやってしまう。 そう言いつつ、今も期日に間に合うように、会報作りをしている。
本当は、私一人が、この会をやめてても、代わりは沢山要る筈なのである。
それがわかっていてもやめられない・・・。
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