2004年06月21日(月)
初回を何気なく見て、最終回まで一度も欠かさずに見ていた「オレンジディズ」 毎回胸キュンとする場面もあったし、素敵だなと思う台詞もあって、引き込まれていった。 主人公の2人だけでなく、「オレンジの会」を見ていると、2度とは戻って来ない青春時代の自分に 重なった。 只、時々見え隠れする「愛していると言ってくれ」の影。 同じ脚本家(北川悦吏子)だから、ある程度仕方ないかと思ってみたいた。
でも、期待した最終回。 ストーリーも今まで楽しんできた台詞も簡単に予想が出来てしまうものだった。 紗江がドイツに立つ前に見た櫂と真帆の事は、紗江の誤解だという事、櫂の本当の気持ちを真帆 から聞いた事、ウェディングドレスや指輪まで用意しながら、ドタキャンする紗江の結婚、 戻って来ない筈だった卒業式に戻ってきた紗江、オレンジノートを発見する事によって、 その事を知り、探し回る櫂・・・。 何より、宝石店から出てきた櫂を見つけた紗江が彼を呼び止める為に発した声、 卒業式の日、2人が再会する場面。 単に男女が入れ替わり、リンゴがオレンジに変わっただけで、何ら「愛していると言ってくれ」 と変わらなかった。 そして、エンドロールの後に一緒に暮らしている2人、出かける櫂に「行ってらっしゃい」と声を かける紗江。 「感動した」と見る人もいるだろうが、一度覚めた目で見ると、4年前まで健常者だった紗江が 幾ら耳が不自由になった以降、話すことをやめ手話だけの会話になったとはいえ、あんなに ぎこちない発音であることさえ、おかしく感じてしまった。
最終話・・・時間を延長したまでやる必要が何処にあったのか・・・。 未だに「愛していると言ってくれ」をビデオで見たときの方が胸キュンするのよねェ〜・・……(-。-) ボソッ
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