経理の心理

2002年11月01日(金) 中間決算発表おわる

遅ればせながら、中間決算発表が終わりました。
丸1ヶ月間準備してきて、ようやくって感じですね。

経理部としては、作成した資料の経理担当専務、社長チェックを受け、役員会で最終確認。
内容にOKが出たところで、発表当日の記者会見場で配る短信を300部ひたすらコピー。
そして、落丁などがないか全て確認(ちなみに20ページぐらいある)。
会場の準備は、多分社長室か総務でしてるんだと思う(詳しいこと知らないです)。

で、当日は、東証に決算報告をした後、自社で社長やら取締役やら経理のトップやらが記者会見を開き、決算発表を行なう。よくテレビで見るアレですね。
で、一般社員(の中の多分決算関連部署ぐらい)はテレビでその会見を見守る。
時間は1時間ぐらい。
最初に、配った資料(短信以外は何が配られてるかよう知りません)を元に2002年上期の営業活動報告をし、次に記者やアナリストからのその内容について質疑応答を受けて、終了。

初めて記者会見を見ましたが、やっぱり自分たちが作った資料がこうして公の物として世間一般に影響を及ぼす一部分だと思うと、その責任の大きさを感じました。
その表れが、会社としての活動の将来性を見極めようとする厳しい決算内容についての質問につながっているんだなあ、と。

それと細かいところで言えば、セグメント別の営業活動について結構チェックポイントになってるんだなあと。
まあ事業別の営業損益が分かるので、今流行りの「選択と集中」という観点からすれば、どれだけ本業の中の本業で稼いでいるか、他のものに手をつけすぎて痛い目を見てないか、など分かりやすいからかなあ、なんて思いながら聞いていましたが。

ちなみに、うちのお偉方の答えは取締役によってはいけてなかったなあとも。
「具体的に」という質問に、ほとんどイエスorノーぐらいの返答しかしてないことも。
あれはわざとなんでしょうか。
オープンに話しすぎると経営戦略上の影響が出るから、あまり詳しいことを発表しないようにとの。
よう分かりませんが。


そんなわけで、ヒマな日々、いや平和な日々が帰ってきつつあります。

これを機に自学する時間を大切にしていこうと思う次第で。
今回の短信を見ても、正直説明できないところがほとんどなんですわ。
次の決算発表までは、ひととおり理解できることを目標にまた一つ一つ覚えていこうと思います。



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