AS ‖BAGDAD Cafe‖ 暇喫茶的育児休暇

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日々つれづれ、育児休暇中の日記です。(2002/8-2003/3)
その後ぐら小学4年生、ぐり小学2年生になり
中学受験を視野に入れた勉強の記録

2002年11月02日(土) 子どもに教わる

ダンナの実家へ顔出し。ずっとうちに買って置いておいたデジカメを届けに行く。せっかくだから喜んでもらえるようにと最近パソコンをいろいろ勉強しているお義母さんのためにダンナと相談してセレクトしたぐりの内祝いだ。実家でお義母さんのおいしい家庭料理を堪能して(揚げだし豆腐、鳥つくねとナスの煮物、里芋の炊き込み御飯、鯛の焼魚・・・あといろいろ)ぐりを家で見ていてくれるというお義母さんの言葉に甘えて、ぐらとダンナと私の3人で近くの馬事公苑へ。歩いてすぐ行ける距離にあるかなり大きい本格的なものだ。ちょうど障害物の大会が行われていたので寒かったがのんびりぐらとダンナと眺めつつ散歩する。馬ってつくづく美しい生き物だと思う。乗馬服に身を固めた女の人って凛として美しく見えるものだけど乗っている生き物が牛ならここまで美しいとは思わないだろう。

この時にやっと気づいたことがある。この半年ほどぐら一人と夫婦という行動パターンが無かったから分からなかったこと、それはもうぐら一人だとぜんぜん手がかからないという事だ。大人と同じぐらいの速さで歩き、遅れた時は走って追いついてくる。言葉もしっかりしていてやりとりもスムーズ。ぐりぐらをセットで「お世話が大変だ〜」と毎日のように日記にも書いていたが、ぐりはともかくまだぐらも手が懸かるから大変だと思っていたのだけどそれは違っていた。これはかなり私にとっては驚きの発見(大げさか・・・)だった。ぐらもうすぐ2歳半、まだ子どもがぐらだけだったら「ここで子育て第一段階クリア、さて、次の子がもういてもいい頃かな」ときっと思っていただろう成長ぶりでした。でも二人だとお母さんの争奪戦とかいろいろな要因が関わってきてやっぱり大変なんだなあ・・・うーん。

ダンナ実家に帰ってきてデジカメの操作をダンナがお義母さんに教えている光景を眺めながら、いつの日か私も社会の新しい情報についていけなくなる日が来た時、ぐりぐらがこういう風に教えてくれるのだろうかとふと思ってしまった。前に何か雑誌で「子どもを育てにくい社会でそれでも子どもが欲しい理由」というアンケートの答えの中に「将来自分がその時の最新の情報を入手するのに子どもを通じてなら最もスムーズに入手できると思うので、そのための先行投資」という答えを見つけ、そのあまりのラディカルさにかえって頭を離れなかったのだけどそれをふと思い出させるような情景の昼下がりでした。

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