退院後 母は、すこしわがままになったように感じたが それが以前からの母なのか 術後変わったのかよく判らない 実の母でもかなり『わからない人』なのだ、、、
昔から あまり情がないような気がする 感情が希薄というのか、、心からの思いやりがない
それで、昔は悲しい思いをたくさんしてきた 長じて ああこういう人もいるのだと理解できた それは とてもよいことで 別に母を恨んだりはしていない
今は・・これも脳の手術をしたからそうなったのか 昔からそうなのか 判らないが 母は多分自分で考えようと することが出来ないようなのだ
弟の奥さんは かつて父にどんなにもひどいことを言われても 母がかばってくれたことは 一度たりとなかったと言っていたらしい あ、、そうかもしれない、、私たちはそれが習い性になっていたが あの人には到底理解できないことだったのだろう それは とても気の毒なことだったと思う・・・
私は弟の奥さんが 笑うのをここ何年も見ていない ということに 昨日気づいた 若くてかわいらしい女性だったし、鼻の上にくしゅっとした しわをよせて笑う顔を昨日思い出したのだ それを思うと、、あの実家のような不穏なところによくもまあ 長きにわたりいたものだと・・・ 歳月はかくもひとを変えるかと わが身は省みず思う
わたしには彼女にとやかく言う資格などない ただ こころ穏やかに過ごせと・・・
はんこ代はすべて支払われた・・・はなからさっさとけりをつけて しまえばいいものを、、、こう長くかかるとむしろ気抜けしたかのようだった・・・・
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