真如堂へ行ってきました。 京都の左京区。吉田山の東南にあります。吉田山というのは市内にある山というか小さな「岡」。ちょうど大文字の「大」の字が左側の目の前に見えます。山のほとんどは節分で有名な吉田神社、これが西斜面を占めています。その頂上には宗忠神社。裏返ると吉田山荘という有名な料理旅館。そして真如堂。南側には通称「黒谷さん」と言われる「金戒光明寺」の大伽藍と墓地があります。
北側の東側は神楽岡という町名のつく、閑静な住宅街。もう少し歩けば銀閣寺です。そして吉田山の真北のあたり。ここは奇妙な空間です。 ぼくのゴザンスに書いた「800字」の『北参道』という作品の舞台です。ほぼ雰囲気はそこに書いたとおりです。
で、真如堂というのは秋の紅葉がとびきり美しくて有名なお寺なのです。もちろん春は桜が綺麗。さらにこのお寺は本堂の前の広場に向かって右手に菩提樹。左手に沙羅の樹があるのです。 とくに菩提樹は大きいです。相当な樹齢だと思います。菩提樹と沙羅と、両方とも咲いたと言う話をききつけ、トレックで山を登りました。
大きな境内には同じ目的の人たちがぱらぱら。みんなデジカメやら超高級カメラやらケータイでぱちぱち撮ってます。ぼくが一番素敵だなと思ったおばあちゃんをあとでサイトの方にアップしておこうと思います。 このおばあさんは姿勢が素晴らしくよくて、黙って、集中して、スケッチ帖に鉛筆を走らせていたのです。 あまりに立ち姿が綺麗なので、遠巻きにしてそわそわ。結局そのまま、でしたが。
梅雨空は鉛のように重く、風もなく、葉の緑は黄色をすこし帯びて沈んで見えました。仏陀がその下で悟りを開いた樹とその下で涅槃にはいった樹。 すばらしかったのは菩提樹の花の香り。どう表現したらいいのだろう、甘く爽やかな、風がないのに風があるような。 しばし陶然としました。
で、先ほどのおばあさんのスケッチですが、菩提樹と沙羅の葉を描きこんでいました。特に菩提樹の葉は独特の形をして面白いです。尻尾がある、というのかな。
で、時間が押していたので失礼することにしたら、お寺にやってくる「犬連れ散歩者」に対しての可愛い看板が。これは犬が好きじゃないと描けないよ、というイラスト入り。犬が嫌いなお寺は「犬の散歩禁止」というたて看板だけだからね。
それぞれサイトのトップページと「真如堂でみつけた『ワンコ』」というページにアップしました。ご覧になりたい方は、サイトのほうまでおこしください。
ではでは。
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