| 2003年06月15日(日) |
第6回 NEXT展に行く |
今日は四条河原町の高島屋までNEXT展を見にいってきました。 今年で6回目になります。展覧会のタイトルが「日本画・京都からの表現」。 グループ「NEXT」とは、ゆるやかな日本画家の集まりで、京都日本画の活性化の願って結成されたものです。 メンバーは特に固定されてはいないものの、1940年から1950年代に生まれたものたちが主要なメンバーになっています。少し前だと「新鋭」と呼ばれた彼らも今では「中堅」もしくはシーンの中心にいる存在となってきました。
日本画とは不思議な縁で若いころから、いろいろと触れることが多かったですし、知人にも画家がいます。彼も今回出品していました。彼のほかにも、昔から好きだった畠中光亨さんの絵も展示されていて、相変わらずの作風。相変わらずのインド、仏教でありました。彼がそこを深く掘り進んでいるのだな、と。
他にもひかれた作品はたくさんありましたし、あるレベル以上の力作が揃っています。 いちばん面白かったのは竹林柚宇子さんの作品。少し前の京都市博物館での展覧会では子供の路上のお絵かきが題材でしたが、今回はケータイを持ったり、だべったりしながら歩いている女子高校生5人の絵。この人の絵の人間に対する眼の置き所が好きなんですが、今回もいい感じ。で、なにより面白かったのは、作品の前の両端にホンモノの格子と硝子の引き戸がつけてあるんです。これ、古い建具屋で見つけてきたんだろうな。 つまり、ぼくたち鑑賞者も作者とまったく同じ目線どころか、同じ場所に置かれるという設定。ちょうど扉をあけたら女高生生が歩いていて、そのうちの一人と目があったというかたちになっているのです。作品のタイトルは「まなざし」です。
いろいろち評価はあるだろうけれど、新しいアプローチとしてぼくは歓迎したい。絵の下手さを誤魔化す仕掛けではなくて、絵をフレームからさらに前に出す作業として新鮮だから。 ちなみに、彼女一人だけが1970年代の生まれでいちばん若く、唯一の『招待作家』です。京都画壇のそうそうたるメンバーに招待されているのだから、彼女に対する評価と期待も高いのだと思います。竹林さん頑張れ!!
入場無料です。
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