散歩主義

2003年06月17日(火) 梅雨の止み間(少し訂正と追加)

梅雨の止み間です。晴れてはいません。それにしてもよく降ります。
朝が早いと昼過ぎぐらいに猛烈な睡魔に襲われるんですが、たいていちょっと横になれば大丈夫です。今、ウィントン・ケリーを聴きながら打ってます。

きのう立ち読みした週刊誌に俳優の竹脇無我さんのインタヴューが載っていて、それによると彼は8年間もうつ病とそれに続く躁鬱病に苦しんでいたのですね。
うつ病の罹り始めは本人も気がつかないほどだそうです。とにかくだるくてなにもする気が起きない。気分の問題だけでなく、ものがもてなくなったり、突然歩けなくなったりするといいます。だから、たいていの人は最初、肝臓病など内臓疾患か自律神経の失調だと思うようです。だけどいくら検査をしても悪いところは現れず、本人はますます苦しむわけです。行く所がなくなり精神科に行くと、一発で「うつ病」とわかるわけです。
そうなるまでに時間がかかる。ほんとにその前に自殺してしまう人も少なくないんですね。
アンダープレッシャーの社会、ストレスの塊のような仕事と人間関係。「うつ病」か「仮面うつ病」、「うつ病予備軍」の人はものすごい数になるんじゃないでしょうか。

「うつ」というのはアルコールでは解決されません。呑んで酔っ払ってる間だけ忘れるのが関の山。薬と休息と患者の治そうという意志がなければ治らないといいます。
「生きる」ということに真正面からぶつかるわけです。弱いとか、だめだとかそんなことは関係ありません。それを「生きることを止める」理由にしてはいけないということ。弱くていいんです。だめでいいんです。それをまず認めて。そして生きていけるのですから。
ぼくがであった人の中には、この点容赦がない人が多かったですね。「死ね」「止めろ」「馬鹿じゃないか」。そういうふうにして人を『殺して』平気な人もいた。

生きるために、どんなにつたなくても表現される事。
それはやはり、とても大事な事なんじゃないでしょうか。


生きていれば治るけれど、死んだら治すこともできない。
それは「うつ病」にかぎらず、あらゆる苦しみにおいて、そうであるのだと。


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