用事で大きなショッピングセンターの近くまでいったので、ついでにそこの大きなCDショップをぶらりと回った。ストーンズの旧盤がほとんど全部リマスターで出ていて、「これ全部ください」とはいわなかったけど、ディセンバーズ・チルドレンとかブライアンが生きていたころの懐かしいのがあった。一番ほしかったのはタトゥー・ユーのリマスター。「80年代を代表する盤」ってミックが言ったらしいけど、ぼくもそう思う。塩ビ盤でいうとA面のほうが有名な曲があるけれど、裏ですよ裏。曲で言うと「ヘヴン」とキースのソロ、邦題「友を待つ」 waitin‘ on my friend よりも邦題のほうがしっくりくる不思議な例。 それをみてからジャズのコーナーへ、今、ハービー・ハンコックを集めているんだけど、古いのが2つほどあったのでしめしめ、と。 で、なんか店内がへんだなと思ったら、万引きのチェックが凄いんだ。うわー、今こんなんなの。たまんないね、って感じ。 本屋さんと同じ広ー―いオープンフロアなのに、出入り口を一つにして、CDをくすねて出るやつにはそこでピーッと音が出るしかけ。で、なんだか店員がうろうろしてるんだよね。客の一人一人にはりつく感じ。もー、いっぺんで興ざめ。さっさと帰りました。 店の対策としてはわかるし、仕方ない部分もあるだろうけれど、まぁ、そんなめに合わないでも買える店があるから、悪いけれどそっちで買います。量販店ならではの光景かな。小さな何かに特化した店、たとえばブルースとか、ハワイアンとか。そういう店だと考えられない風景だよね。
今、本屋さんも売れない売れないって、いってるけれど、小さいなりに何かに特化するというのも一つのアイデア。ぼくの知ってる本屋さんは商店街のなんでもない本屋だったんだけど、どでかい量販店に押されてヤバクなったんだ。それで思いきってやったのが「料理本」に特化すること。近所に店が結構あるというのに目をつけたわけだ。 うまい具合にあたって、板前、コックさん、主婦が遠くからもくるようになったし、レストランやホテルの厨房なんかからも配達の注文がくるようになった。配達したついでに「こんなんでましたよ」とプロ御用達というか、プロしか読まないようなレシピ集なんかの営業もできるとか。 「商店街の本屋」から「料理のことならあの本屋に行けばなんでもある」という本屋に変身したんですね。
ごくごく小さな規模ならこういうことも可能だなと思ったのでありました。音楽も。もちろん文学もね。
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