散歩主義

2003年08月26日(火) 花オクラと岡本太郎

昨晩は凄い雨でした。
家の周りに地響きをたてて雨が叩きつけられていました。
あれが2時間、3時間と続くと被害がでだすんだろうなと思わせる雨でした。

短い時間のとんでもない雨がこのところ多いです。今晩の阪神−巨人戦もその雨で中止になりました。その雲が今、京都で雨を降らせています。

こんな日ですが、飛騨高山へ小旅行に行かれた方からのお土産で「花オクラ」をもらいました。とても綺麗なうすい白のかかった黄色の花です。ズッキーニの花に似てます。そのまま鰹節をかけて醤油で食べてもいいんですが、京都大原の自家製ノンオイルドレッシングでいただきました。
まったくの無味。さらっとしてていくらでも食べられそうです。サラダとか野菜の素焼きなんかに付け合わせたら綺麗でしょうね。

今日はCDを見にも行ったんですが、おめあてはなく、書店にもなく、結局ネットショップに頼りがちになりそうです。ほんとにないんですよ。ほしいものが。
取り寄せなら店で頼むよりネットの方が早いし確実だから。

ところで京都新聞の文化欄には「座標軸」という不定期連載の記者による、文学の状況のなかで盛り上がっているもの、問題となっているものを鋭く提起してくれるコラムがあります。
今日は岡本太郎のことが書かれていました。岡本太郎は好きです。昔から。テレビでいつも揶揄されてばかりで、実は凄い芸術家なのに、と歯軋りしてたものです。とうのご本人はその「自分像」すら本気で楽しみ、まじめにやりとおしておられました。まったく脱帽です。

その彼が若い世代の間でブームだというのだから、これはみすごせませんね。
絵や彫刻ではなくて彼の言葉が脚光を浴びているのです。
ご想像どおり激しいです。激しいからよいのです。実を言うと今ぼくがいちばん求めている言葉がこの本にはぎっしりと詰まっています。

え?本? そうです、たぶんぼくに似たこころ持ちの若者たちにじわじわと売れつづけている本『強く生きる言葉』。なんだかそのまんまのタイトルですね。
これはいいですよ。「癒し」とか「励まし」ではありません。だけどよくよく考えてみれば、回り回って激しく叩きつけられながら癒され励まされているんだと思います。だけど字面はまったくそういうものの逆の極にあるような言葉です。

で、Charaの旦那さんの浅野忠信氏が「岡本さんにはずいぶん救われました」と書いてます。おー、ますます浅野氏のファンになりますね。

例えばこんな言葉

『生涯をつうじて、決意した自分に絶望的に賭けるのだ。変節してはならない』

いいですねぇ。

で、『座標軸』の記者氏はこう書くのです。
『財産、出世、安心、知識…わたしたちが求めて止まない価値を次々と粉砕した岡本は、徒手空拳で時代と闘いぬいた。「ゼロからの出発」こそ、今の日本が必要としているのかもしれない』

いやまさにその通りだと思います。
そんな岡本に若者が共感しているというのは、なかなか頼もしいかぎりだと思っているのです。

ではでは。

追記
『恐かったら 恐いほど 逆にそこに飛びこむんだ』 岡本太郎


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