散歩主義

2009年06月04日(木) 「1Q84」読了。そして「しんめとりいの猫」




「1Q84」読了。

夕方たまたま「文庫本主義者」と話していたら、彼女が「どういう話なのかなあ」と呟いた。その何気ない一言に過剰反応してつらつらと筋を語り初めたら、怒って止められた。
「私だって読むんだからそれ以上いわないで」。
なのであまり書きません。

読み終えて残ったのは、なんだろう。
「衝撃」かな。
もちろん今年読んだどの本よりも。山田詠美さんの「学問」の連載を通しで読み終えた読後感と同じくらいか…。それ以上か。
「ああ」と漏れた声が、自分の奥底に隠されていた本当の自分の声のような気がして、ぎくっとした。

本についてはこの一言。
「説明しないとわからないことは、説明してもわからない」
是非、ご一読を。

自分の物語を紡ぎ出したい。今猛烈に感じているのはそのこと。
そういう意味で、この小説は人生を前進させてくれた。
強烈に。


 < 過去  INDEX  未来 >


にしはら ただし [MAIL] [HOMEPAGE]