あたろーの日記
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2005年02月28日(月) カラスの行水猪の水浴び

 旧暦1月20日。
 2月は短いですね。今年は特に短く感じました。あっという間。
 さすがに仕事が終わらず、残業する羽目に。会社飛び出して自転車漕いで自宅近くの銭湯にようやくたどり着く。12時閉店の25分前。バーッと猪のように浴室に飛び込んでいく。ほんとは12時半までやっている銭湯も近くにあるのだけど、そこより広くて綺麗で心地よい銭湯のほうが好きなので。
 閉店5分前に上がって、急いで服着て鏡の前で髪を乾かそうとドライヤー持ったら、隣にいた見知らぬ女性にいきなり「早かったですねー!まだあっち(浴室)にいるかと思ってました!」と言われた。・・・わたしってよっぽど目立ってたのか。
 明日はもっと早く帰って来なきゃ。お風呂くらいゆっくり浸かりたいわん。

 
 


2005年02月27日(日) ポタリング。

 旧暦1月19日。
 天気が良すぎて、家の中にじっとしているのが勿体ない。と、自分で言い訳を作って、自転車でポタリング。行き先を決めずに地図帳とデジカメと銭湯道具リュックに入れて。本郷、千駄木あたり。お寺が多い。梅の花が満開。
 ・・・それで、予定していたこと終わらなかった日曜日。反省。
 夜はふてくされて10時に布団に入ってしまった。それで、この日記は、月曜の朝書いているんです。。。あー仕事だー。
 


2005年02月26日(土) 脂肪を落とすのだ。

 旧暦1月18日。
 昨夜遅く帰宅したけど、今朝は割と早く起床して、ありゃこりゃやる。とあるところに書かせてもらっているエッセイの締め切りが月末なので、こちらを書く。自分で好き勝手書くんじゃなくて、人さまの発行物にテーマと字数を与えられて書く、というのは難しいけど、それだけ勉強になる。しかし、やっぱり原稿締め切りギリギリになってしまう。四苦八苦してようやく書き上げた原稿を、夕方メールに添付して送る。
 もうひとつ、同人誌の原稿の締め切りも今月末なのですが、こちらはぜんぜん書けてない。小説なので、自分で書きたいものを書けばよいのに、ちっとも進まない。最初原稿用紙に手書きで書いていたのに、数日さぼったらテンションが落ちて、スピードがなくなり、慌てて一太郎で書くことに。それでも駄目。駄目なものは駄目なのだにゃー。と、半ばやけくそで晩酌してしまう。いかん。この土日はアルコール抜きで頑張るつもりだったのに。でも、呑んだのは缶ビール1本だけ。しかも途中で倒して3分の1がこぼれてしまったので、ぜんぜん酔ってません。酔ってないよ。だからこれから書くのだ。もうちょっと休んでから。同人誌の仲間には今回こそ書くと約束したので、ちゃんと書かないと。

 今週から自転車通勤再開して、今日は寒いけど少しずつ暖かくなってきて、なんだかむしょうに運動したくなっています。腰が痛いのは運動不足もあるのかな。そう思って軽くジョギングする。すぐ疲れた。走っては歩き、歩いては走り、しているうちに、身体の重さを実感。こんなに太っちまったのか・・・と、悲しくなる。けれども、嬉しいことに、運動と食事に気を使い始めた今週は、先週末より体重が1キロ減少。これはしめた。このささやかな喜びを持続させよう。


2005年02月25日(金) 電話落とした人いませんか。

 旧暦1月17日。
 友人4人と宴会。とりひめ銀座8丁目店。
 仕事が終わらず残業した上に道に迷い、お店にたどり着いたのはみんなが到着した1時間半後。申し訳ない。が、私たちの次の予約がキャンセルになったというので、2時間経ってもテーブルをあけなくてよい、ということに。やった!
 焼き鳥と焼酎を囲み、恋愛話に鼻・・・じゃない、花を咲かせる。笑いすぎて腹イテ〜ッ。誰かが携帯電話開いて時間見て「えーっ!!12時過ぎてる!」と言うまで、時間のことを忘れていた。慌てて駅へ行き、解散。みんな無事に帰れましたろうか。
 
 同じ方向の友達と2人で山手線に乗って帰る。朝のラッシュ並の混雑。しかもみんな酔っぱらい。。。秋葉原でドドッと人が降りたとき、電車の床、目の前に携帯電話が落ちているのを発見。拾い上げて、大声で「誰か携帯落としましたよーっ」と電話を掲げて叫ぶも、ただ目立って注目を浴びただけで、シーン。ほとんど最終に近い電車なので途中下車するわけにも行かず、結局巣鴨駅の改札で駅員さんに渡しておきましたよ。持ち主の方あとでちゃんと取りに行ってくださいね。おやすみ。


2005年02月24日(木) たまご。

 旧暦1月16日。
 昨日は暖かいと思ったら、今日はぐっと寒くなった。天気予報では夜遅くに雨か雪と。それでも朝晴れていたので、自転車で通勤。月末につき残業だけど、雨が降る前には帰ろう・・と思っていたら、見事に降られました。幸いフード付きのウェアを持ってきていたのですが、それでもだんだん強くなる雨。やっぱり2月の雨は冷たいなあ。
 昨日の桜には気の毒な雨です。

 先日婦人科にて、エコー検査で子宮と卵巣を見てもらった時のこと。画面に映る私の卵巣にくっついてる丸っこい影を示して、先生が、「これがあなたの卵子です」と言うのを、ふぅん・・・と、眺めていて、ふと、自分でも単純だとは思うのだけど、結婚っていいかも・・・と、思ってしまった。
 いつもは、結婚なんてまだ考えられない〜(そんな悠長なこと言ってられる年齢じゃないけど)なんて気ままに思っているのに、自分の身体の中にある、人間のおおもとの形を目にした時、自分の心の中に、言葉では巧く言い表せないような何か、がふっくらと浮き上がってきたような気がした。そこからまた何かがふっと発展して、家庭が欲しいなあ、と、そういう気持ちになった。
 この先、ずっと独りで生きるのか、それとも誰かと2人で生きていくことになるのか、それともそれとも、子供を産んで家族が増えるのか、どうなるのか今のところ分からないけど、今、30代半ばというのは、「自分にはこれしかない」と選択肢を狭めてしまうと、いろんな意味でしんどい時期なんだなあ、という気がする。おおらかに、余裕を持って、楽しんで40代に向かって行けたらいいなあ。


2005年02月23日(水) 河津桜

 旧暦1月15日。
 
 帰宅途中、皇居をぐるりと回って竹橋の毎日新聞社前まで来て白山通りに出ようとして、はっとして自転車を止めた。
 満開の桜だ〜っ!!コーフンする!
 しばらく桜の樹の下に突っ立っていました。
 桜の薄桃色の花びらの向こうに、月が明るく輝いていてとても綺麗。こんなに早く咲く桜は、河津桜とのことです。桜、待ち遠しいなあと思っていたところに思いがけない光景。仕事の疲れが一気に吹き飛んでしまいました。
 小さな写真で申し訳ないですが、皆様にもお裾分けです。どうぞ。。。
 場所は、気象庁と毎日新聞社の間にある、丸紅のビルの下です。ちょうど平川門の信号のところです。
 寒い寒いって言い続けていたら、いつの間にか春がすぐそこですね。。。

 


2005年02月22日(火) 会社休んで。。。

 旧暦1月14日。
 会社を休んで病院へ。
 まずは渋谷で眼科とコンタクトレンズ屋さん。次は原宿で降りて婦人科。
 ここ1ヶ月ほど腰痛があり、特に最近では、歩いていてたまに立ち止まったまましばらく動けなくなることも。加えて右下腹部もちょっと痛いので、念のため婦人科へ行きました。腰痛にもいろいろ原因があるのですが、女性の場合はまず婦人科へ行った方がよい、と言われてもいるので。
 ・・・と、書きましたが、実は、ちょうど1ヶ月前に居酒屋ですっころんでしたたか打ち付けた足腰が、まだ痛むのです。紫色に変色した皮膚はすっかり元通りになったものの、腿の外側から腰にかかる部分は軽く叩いただけでも痛かったりして(^^;)だったら早く医者行けっつうの。。。
 今日行った病院は昨年の7月に行ったところと同じで、婦人科の他に外科も内科もある。で、ふと思い出して去年の7月の日記を読んでみたら、その時もやはり腰痛と腹痛で行ったのですが、なんと、自転車ですっころんだのがいけなかったのか、云々と書いてある!ゲ!何やってんだろ私。半年に1回転んで腰痛めて病院に行ってるんだ。・・・案の定、先生は前回のカルテと私の話を聞いて、少し呆れちゃったようですm(_ _)m。「私があなただったら、まずはやはり婦人科で見て貰ってから、異常なかったら、次はCTスキャンで腰の骨に異常が出ていないか、転んだときにどこか痛めてないか、見て貰いますね」・・・転んで痛めといて1ヶ月も放置していた自分を深く反省しました。
 というわけで、婦人科の診察をしてもらい、異常なしとのことだったので、今度はCTスキャンで足腰の骨などを見て貰った。しばらくしたら結果を聞きにまた行かねば。
 CTスキャンで思わぬ出費になってギャン。
 
 ともかく、婦人科系では心配することなし、とのことで安心したので、気持ちが軽くなって、病院を出て、ちょっと心地よい陽気の中を、多めに歩いた。ちゃんと運動しないのもきっと腰に悪いんだ。原宿から代々木、新宿まで。久しぶりの新宿。ちょうど帰宅ラッシュとぶつかる。混雑するターミナル駅周辺。また都会の匂いに鼻をぴくぴくさせながら、自分のアンテナを都会の空に向かってぴんと立てて歩いていく。新宿の街は変貌が激しい。無機質と猥雑が入り混じって、独特の熱気が渦巻いている空間。
 電車に乗り、自宅寄りの途中駅で下車して、コーヒーショップでノートPCを開き、少し文章を。ビルの谷間を歩いてきた、その軽い興奮が冷めないうちに。


2005年02月21日(月) 夜のサイクリング。

 旧暦1月13日。
 ひさびさに自転車通勤。体力に自信がないので以前より早めに家を出る。この秋冬あたりから身体の衰えをぐんと感じ始めた、ので。が、漕ぎだしてギク。にゃんとタイヤの空気が抜けてバクンバクン。朝からふにゃふにゃであります。運良く通り道に自転車屋さんがあり、店先の空気入れに50円玉を入れて、空気補充。思わぬところで時間を取ってしまう。でも空気を入れたばかりの自転車って、とても気持ちよくスイスイ。
 残業したので帰りは遅くなってしまう。けれど、久しぶりに皇居のお堀をぐるっと廻りたくなって、少し遠回りをして帰る。周囲の車道は行き交う車でウルサイけど、ジョギングコースにもなっているお堀端を走りながら、暗闇にぼんやり浮かぶお堀を眺める。
 桜田門から二重橋前を通り竹橋まで、皇居外苑をぐるっと駆け抜けるコースが、私の知る限り東京で最も好きなサイクリングコースです。特に夜。霞ヶ関の官庁街を過ぎると、右手には日比谷、有楽町、銀座、大手町の高層ビル群の明かりが追いかけてくる。林立するコンクリートの建造物がありったけの光を放って夜空を明るくしている。「宝石箱をひっくり返したような」と、手垢のついた言い回しがあるけれど、まさにそれ。「大都会だー!!」と、心の中で叫びながら渋滞する車を横目に走り続けるのは爽快です。しかし、左側には不気味なほど静まりかえった皇居のお堀。都会のど真ん中とは思えないほどに、生い茂った森が、深い沈黙の中に眠り続けているようで、この、クリスタルキングな気分にさせてくれる(?)大都会の光と、漆黒の闇とのコントラストが、最高に美しいです。ここを走っていると、ほんとうに、ぞくぞくしてしまいます。
 ジョギングしたり、サイクリングや散歩してる人も結構いるので、機会がありましたら是非行ってみてください。夜の皇居周辺は最高に気持ちがいいです!!


2005年02月20日(日) 池袋西部古本まつり

 旧暦1月12日。
 月に一度の、文学仲間の勉強会。途中参加のつもりで遅れ気味に家を出て、池袋の集会場所まで。が、その前に、昨日行けなかった池袋西武古本まつりをちょっと覗いていこうと、イルムス館2階の会場へ。これがいけなかった。規模は昨日行ったサンシャインの古本市の半分以下なのですが、それでも結構見応えがある。ああ、ついついまた長居。反省しながらも、うきうきしながら棚を廻る。
 探していた本があった!!『三田村鳶魚編未刊随筆百種 第一巻』『同 第一二巻』(中央公論社)と『ひとつの劇界放浪記』(岸井良衛・青蛙房)を買う。『未刊随筆・・・』は、一二巻中の第一巻がもっとも欲しかったのです。これでほっとした。『ひとつの・・・』は、実は昨日サンシャインのほうでもみつけたのですが、そっちは3000円近かったので、懐具合と相談して、他の本を優先すべく諦めたのです。ところが今日、1500円で見つけてしまった・・・。これはもう買うしかないでしょう。
 しかし、今月はもう本を買いません。少し買いすぎた。家計を圧迫し始めたし、積ん読状態が加速した。これはいけない。猛反省。
 
 文学の勉強会は夜の二次会から参加。やっぱり独りで原稿用紙に向かっているばかりでは、どうも行き詰まってしまう。たまには仲間と文学談義をしないと、そしてよい刺激を貰わないと、どんどん視野が狭まってしまうような気がする。
 古本まみれで終わってしまったこの土日。あっという間だったなあ・・・ふぅ(溜息)。


2005年02月19日(土) サンシャイン古本まつり

 旧暦1月11日。
 今日は自宅でやるべきことがあったのに、・・・誘惑に勝てず、都電に乗って、池袋まで。サンシャインシティで今日から開催の、第14回サンシャインシティ大古本まつりが本日の目的。約40の古書店が参加しているので、本の数が半端でない。気合いを入れて、端の棚から見ていく。会場は混んでいるけれど、ぎゅうぎゅうではないので、わりとゆったり見て回ることが出来た。ここを見終わったら、西武のイルムス館でやっている別の古本市に行き、それからリブロとジュンク堂も回ろうと思っていたのに、それどころじゃなくて、サンシャインで何時間も足止め。昼過ぎについたのに、ふらふらになって出てきたのは夜7時過ぎ。けれど幸福な疲労感。
 今日買ったのは、『日本料理技術選集 豆腐百珍』(阿部孤柳解説・柴田書店)『大正の築地っ子』(岸井良衛・青蛙房)『倩笑至味』(瀧川政治郎・青蛙房)『舞台歳時記』(戸板康二・東京美術)『落語長屋の知恵』(矢野誠一・青蛙房)『大人の味(対談)』(宮尾登美子/辻嘉一・新潮文庫)『料理のお手本』(辻嘉一・中公文庫)『第二阿房列車』(内田百�痢Σ∧玄卻幻法法惱媾�の檻 獄医立花登手控え一』(藤沢周平・文春文庫)『風雪の檻 獄医立花登手控え二』(藤沢周平・文春文庫)
 探していた本あり、思いがけない掘り出し本ありで、今日はいい日だった。予算も体力も使い果たしたところで、また都電に乗って帰ってきた。まっすぐ家には行かないで、久しぶりに近所の居酒屋へ。お客は誰もいない。カウンターの隅に座り、中生で喉を潤した後、熱燗をちびちび呑みながら、買ってきた本を一冊一冊手にとり、ぱらぱらページをめくって、しばし眺めて悦に浸る。休日に古書店をめぐって、帰りは自宅近くのこの居酒屋でその日の収穫物を確認するのが幸せ。最後は温かいおにぎりと玄米茶で締める。
 明日、頑張ろう。
 
 


2005年02月18日(金) なまはげ

 旧暦1月10日。
 友人4人で、銀座にある「なまはげ」という居酒屋へ。以前予約しようと思ったら満席で駄目だった店。今回は1週間以上前に予約しておいたので大丈夫だった。思ったより広い店内なのですが、金曜の夜だけあって、あれよあれよと埋まってしまった。場所柄、仕事帰りの勤め人グループばかり。コドモが多くてギャーギャーな喧噪の渋谷よりこっちのほうがいい。
 料理は秋田の郷土料理が中心。お酒も日本酒は秋田、でも焼酎も結構あるのだな。で、きりたんぽ鍋を囲み、わいわいやる。
そこに、8時過ぎしばらくすると、2人のなまはげ登場。店内を吠えながら回る。なまはげショーが売り物の店なので、客の多くもそれが目当てなんでしょう(我々もなのだ)。確かに迫力あるなあ。んだども、客のテーブルを回って、女性グループのところでキャアキャア言われて、なおのこと張り切って脅してはいるが、男性グループのテーブルにはぜんぜん寄りつかない(笑)。なまはげっつうよりも、お面の下の人間の好みで回っているのでした。
 お店のサービスは良かったです。混んでいる店はよく2時間制だったりするのですが、ここはそんなことなくて、6時半から10時半まで楽しめた。感じのいい居酒屋だった。

 店を出ると雨がぽつぽつ降ってきた。駅で友人と別れ、地下鉄に乗る。外が寒いので、暖かい車内にほっとする。しかも、大江戸線は空いているので、余裕で座ることが出来た。座って本を読み始めるも、心地よさにうとうと・・・目が覚めると、自分の乗換駅だったので慌てて立ち上がる、と、鞄の上に置いていた本がドサッと他人の足元に落ちてしまう。ちょいねぼけていたので一瞬何が起こったのか分からず、パニくる。
 乗り換え駅の春日にある銭湯に寄ることにする。久しぶりにこの銭湯に入ったら、湯桶と腰掛けが一新されていた。腰掛けは大きめで、低い背もたれがついている。安定感があって使いやすい。湯船に浸かりながらテレビも見れるし、お湯の熱さもちょうどいいし、もっとゆっくりしていたいのだけど、地下鉄の終電時刻が気になるので、エイヤッと上がる。
 自宅最寄り駅を出ると、雨が雪になっていた。「あ、雪だ・・・」と、地下鉄階段口で思わず声に出して呟いてしまう。と、周りでも「雪」「雪かあ」と、誰ともなく呟く声。小さな歓声。溜息。
 湯上がりのまだぽかぽかした身体に、冷たい雪の心地よさ。
 粒が細かい雪が、街灯に照らされてキラキラしながら舞う様子は、幻想的でもありました***


2005年02月17日(木) 風邪にお気をつけください。

 旧暦1月9日。
 悪い風邪が流行っている。会社でも滅多に風邪を引かない人までがダウンして、とうとう野生児(?)の上司までが今日はだるいと言っている。インフルエンザじゃなくて、タチの悪い風邪だそうだ。人によっては熱が高くなり、治りが悪い。マスクの人が増えた。。。
 なのに、いつも人より先に風邪を引き、みんなが引いた頃にまた引いて、風邪の流行が収まった頃にもう一度引く、恐怖の虚弱体質の私が、なんでだか、今月はまだ元気。どうしてだ?真っ先に引くと思って覚悟してたんだけど。今年は年末年始に一度引いて、帰省を諦めて、それから確か1月半ばにも引いて・・・、それっきりだなあ。いや、それだけ引けばもう十分なんですけど。じゃあもう大丈夫かなあ。もう引きたくないなあ風邪。これから3月にかけて超忙しいもん。というわけで、毎日せっせとキヨーレオピン飲んで、背中にカイロ当てて、ぬくぬくにしてます。このまま3月末まで逃げ切りたいです。。。でも、これからインフルエンザも来るのかなあ。。不安。
 でも、腰が痛い。風邪引かないけど、腰痛が。まったく〜。
 


2005年02月16日(水) 揺れたなあ。

 旧暦1月8日。
 今朝の地震にはびっくりしましたなあ。
 前にも書いたことがあるのですが、私は寝ている時、地震が起こ1〜2分前に不思議と目が覚めるのです。今朝も4時40分頃に目が覚めて、枕元の時計を見て、まだこんな時間だから、トイレに行ってからもうひと眠りできるかな、と思っておったのですね。そうしたらいきなりザワザワ・・・と小さな揺れが始まって、ありゃ地震だわさ、と、慌てて起きあがり布団の上に座って行く末を確かめておりました。そうしたらだんだん揺れが大きくなってくる。ザワザワがワサワサになって、ガタガタガタガタガッタンガッタン・・・ひえ〜っ、いよいよ東京にも来たか!と、思ったのですが、結局為す術なく布団の上に正座して揺れがおさまるのを待っていただけ。その時、布団の横にあるテーブルに積み上げておいた文庫本の山が崩れ、私が寝ていた布団の上に、バサバサッと落ちてきました。これってもしかして危機一髪ってやつですか?・・・揺れがおさまり、テレビで震度と震源地を確認して、本の整理して、また寝ました。寝て起きて会社に向かったら通勤電車は地震の影響でだいぶダイヤが乱れていました。地震に冷たい雨に、今朝は通勤の足もみんなしょぼしょぼ。
 やっぱり、地震は人ごとじゃないよなあ・・・と、思ってはいるのですが、いざ揺れがきても、自分がどう動いたらよいのかイメージが湧かない。防災対策も不十分だし。反省。。。

 帰宅途中に神保町の古書モールへ。今日は時間がなくて、30分位しか見ることが出来なかった。久しぶりに行ったので、新しい本が棚に結構入っていた。『包丁余話』(辻嘉一・日本経済新聞社)と『風の文庫談義』(百目鬼恭三郎・文藝春秋)を購入。『包丁余話』は赤坂の料亭「辻留」の主人であった筆者の署名入り。800円は嬉しい値段。最近庖丁人の文章が面白いような気がします。

 ふと歩きながら思ったこと。
 なんで小さい子供って「ばいばい」が大好きなんだろう。すれ違ったり電車に乗ってたりする小さい子供と目が合うと思わず「ばいばい」って手を振ってしまう。そうすると相手はもの凄く喜んで、もう必死に振り返してくる。そういえば、私も小さい頃は、車などから知らない大人に一生懸命手を振っていました。高速道路なんかで後ろの車両の人に手を振る、と、振り返してくれる、それがまた嬉しくて、いつまでも手を振ってたり。
 と、ここで気づいた。「ばいばい」っていうのは英語から来たんでしょうか?グッドバイ?じゃあ、「ばいばい」っていう言葉は昔の日本にはなかったのかなあ。では、手を振るのも昔はなかったのかな?それとも、昔は手を振る時に「ばいばい」以外の言葉を言ったんでしょうか?あ、でも、昔の日本には別れ際に手を振るようなことはなかったのかな?「ようっ」って感じで手を軽く上げるような仕草はしましたよね、きっと・・・。はてさて、昔の日本に、今のように別れ際に手を横に何度も振るような仕草はあったんだろうか・・・。
 わかんないなあ。
 


2005年02月15日(火) 退職残念。。。

 旧暦1月7日。
 ヤンキー先生こと、北海道余市町の北星学園余市高校の義家先生が、この3月で退職すると発表したそうだ。理由は、「全国でしている講演や執筆活動に、一部の生徒の親や教師から批判的な声があり、周囲との連携が不安定になった」(共同通信)とのこと。だけど退職しても、文筆家や教育評論家になるわけではなく、現場にこだわっていきたい、ということだそうです。
 義家先生について詳しくは知らないけれど、以前テレビやラジオ深夜便などでのインタビューで、何度か話しているのを聴いており、教育に対してとても情熱を燃やしている先生であり、一方で、非常に繊細で傷つきやすい人でもあるのだなあ、と感じた。私と同年代でありながら、すでにさまざまな苦労をしてきたそうで(家族のいなかった先生に新たな家族が出来た場面にはじーんときた)、だからといってタフなわけではなく、もろいご自分を懸命に支えながら、教育の場で自分の役割を追い続けてきた、そんな感じがします。
 実際の先生の現場で、どのような批判が起こっているのか、また先生がそういう中でどれほどの苦労をしてきたのか、詳しいことは分からないけれど、きっとまだまだ教育現場にいたいだろうに、気の毒だなあ、と思います。
 思うに、人と違ったこと、新しいことをやったり、自分の信念を貫き通そうと懸命になっている人を見ると、批判したりやっかみたくなる人がいるようです。私の知っている人で、誰もやらないことをやろうと行動し始めたら、とたんにあちこちから横やりが入って苦労している人がいますが、一生懸命になってる人に対して、どうして素直に応援できないのかなあ、といつも思う。他人の批判なんて、いくらでもできる。探せば探すほどどんな人間にだってボロや欠点は出てくるだろうし。でも、だいたい、そうやって、他人のやることにいちいち批判ばかりしている人っていうのは、自分が批判している相手以上の何かをやっているかっていうと、ぜんぜんそうじゃなくて、むしろその逆で、偉そうなことばかり言っていながら実は自分はなにもしていなかったりする。要するに、自分がその人以上の行動が出来ないから、だったら自分が頑張ってみようと行動する代わりに、相手の足を水面下で引っ張って、「おまえ1人ばかり飛び出ないで仲間と同じ高さにいろよ」と、言ってるのと同じわけで、日本人ってこういう傾向が強いよな、と感じたのは、昨年のイラク日本人人質事件の時。あの時、日本国内で人質バッシングが酷かったのは、どういうことなのかな、と考え突き詰めていったら、なんだか嫌になった。人を批判するのってすごく簡単でお気楽だ。でも、しじゅう批判ばっかりしてる人を見ると、じゃああんたはなんなの?と問い返したくなる。
 日記には偉そうなことあんまり書きたくないけど・・・、書いてるうちにカッカしてきちゃった。
 自分は人にこんな風に偉そうに言える人間じゃないけど、だけど、頑張ってる人に対して批判したり足引っ張ったり妬んだりする人間じゃなくて、応援したり、その人をお手本に自分も頑張れる人間になりたいと思うのであります。。。
 ニュース読んでなんだか無性に残念に思えて、一気に書いてしまいました。
 


2005年02月14日(月) 『地球(ガイア)のささやき』

 旧暦1月6日。
 バレンタインデー。4人の方々からチョコ戴きました♪嬉しいなあ!!(私は女)中には男性からのチョコも。いえ、私にだけじゃなくって、他の女性達と共同で戴いたのでございます。こういう場合、やっぱりホワイトデーにお返しするのかな?
 土曜に映画を観て、講演会も聞いた『地球交響曲』の龍村仁監督の著作、『地球(ガイア)のささやき』(角川ソフィア文庫)を読んだ。去年購入してからまだ最初しか読んでないうちに、ほっぽり出してしまっていた。今度は最後まで読みました。で、もっと早くに読んでおけばよかった、と少し反省。しかし、こういう本を読むには、ある程度の受け入れ態勢が読む側に出来ていないと駄目なようで、一時期ガチガチになって柔軟性がなかった私の内面が、今ようやく理解能力を持ち始めているのかも知れない。というか、この本に書かれているようなことは、昔から理解・・・はしていたつもりだけど、いっとき、はっきりしない事柄を拒否したい、という気持ちが働いていたことも確かです。地球に知性があること、オルカとの対話、風を感じること、共時性(シンクロニシティ)・・・
 世の中には不思議なこと、科学ではまだ十分説明のつかないことが沢山起こっているけれど、それをただ不思議なこと、と捉えるのではなくて、これまでの自分たちの思考の枠組みには当てはまらない現象なのだ、と気づくことは、おかしいことでもなんでもない、という気がする。世界がどんどん変化して、地球的な規模でいろんな出来事が起こりつつある今、1人1人の意識がそれにどう対応していくか、ということはとても重要なことなんじゃないだろうか・・・。今の生活の一部分にでも、自分の意識の変化を反映させることができるだろうか、毎日の暮らしのちょっとした場面に、グローバルな視点で動くということを取り入れることが出来るだろうか、と、思ってみたりもする。たとえ都会に住んでいたって、それは可能なんじゃないか。都会にいたって鋭く自然を感じることは、決して不可能じゃないし、狭い日本にいたって、地球的な規模で物事を考えることはできそうだし。
 『地球交響曲』も、龍村監督の本も、頭の中をちょっとシャッフルして、柔軟性を与えてくれるような気がしました。


2005年02月13日(日) 銭湯と居酒屋

 旧暦1月5日。
 天気の良い穏やかな日曜日だと、自転車漕いでふらふら散歩に出かけたくなるのですが、我慢我慢。谷中根津あたり、あるいは本郷あたりをうろつきたくてむずむずしていたのですが、なんとか自分を抑えることが出来た。4連休のうち2日は自宅で過ごす、と決めたのだもの。しかし、自宅にいたからじゃあ計画通り過ごせたかというとそうじゃなくて、結局だらだら。あーあ。連休終わってしまう。あっという間でした。人より1日多いくせにって?ずるッ子して人より多く休んでも、ずるッ子(ってわけじゃないけど)した分、早く時間が過ぎ去ってしまうような気がします。なんて贅沢な。
 銭湯と居酒屋。何かって言いますと、人間観察するのにうってつけのスポットです。人間観察って言っても、見ず知らずの人をジロジロ見るわけじゃござあせん。電車の中で、よく、他人をジーッと観察してる人がいますが、あれは嫌だ。私は何故か観察される方なので(そんな気がします)、電車の中でジロジロ見られるのはうんざりする。あんた、他人を不愉快にさせるほど見つめるんだったら、本でも読んだらどう?って思ってしまう。銭湯や居酒屋での人間観察っていうのは、ジロジロ他人を見るんじゃなくて、それぞれ、自分のやるべきことをやりながら、他人の会話にそれとなく耳を傾けるってことです。っていうか、否が応でも、耳に入って来ちゃうんですよね、人の会話が。銭湯では主におばさんやおばあさんの世間話。だいたい多いのが、健康の話なんですけど。今日も近所の病院の話だった。どの先生がおばあちゃん達に評判良いか、だいたい銭湯の会話で知識を仕入れてしまう。要注意なのは、おばあちゃんにウケが良い先生というのは、必ずしも腕の良い先生じゃなくて、やさしい先生だったりすることだ(笑)。あと、人生相談。嫁が、とか、息子家族が、とか、おばちゃん達だと、パート先の悪口とか、もっと若い女性同士だと、恋愛の話、職場の愚痴。居酒屋だとこんどは、おじさん達の会話。たまに男女の会話もある。
 そういう、見ず知らずの人達が織りなす会話の断片が、自分の心にふっと作用する一瞬もあるわけで。こういうことは、会社とか、緊張感のある、みんなが自分をガードしているような場所では起こらない。鎧を脱いで1日の疲れを癒し、心を解放するような場所でないと、裸のその人は出てこない。
 東京に住んでいて、もし、銭湯と居酒屋がなかったら、私はもっと苦しい想いをしていたような気がします。自分の心をそっと見えない空間に解き放って、しばし気楽に泳いだ気になれるような場所は、そうなかなか見つからない。緑の多い公園に毎日行けるわけでもない。寄席にそうそう通えるはずもない。身体も心も心底解放して、他のやっぱり孤独な人達の会話を盗み聞きして癒される空間、というのは、都会では案外と見つからない。
 そんなこと書いてたら、またお風呂行きたくなってきた。夕方入ってきたばかりなのに。。。


2005年02月12日(土) 「地球交響曲第五番」

 旧暦1月4日。
 表参道のウィメンズプラザ(青山ブックセンターと同じ建物)へ。Tokyo Professionals主催の映画「地球交響曲第五番」の上映会。ほぼ1年前にも同じ会場で、やはり「地球交響曲第四番」を、連れ立って行ったのはやはり同じ女性。彼女とは誕生日が同じなのです(自慢)。
 Tokyopros.主催の上映会の前にはいつもKNOBさんによるディジュリドゥの演奏がある。5万年にすでに作られていたアボリジニの楽器。詳しくは2004年3月1日の日記をご覧いただければ幸いですm(_ _)m今、約1年前の自分の文章を読んで、恥ずかしくなった。あんなこと書いてたんだ・・・。あれから1年経ち、その間にも「地球交響曲第三番」も観たし、他にいろんなこと考えたり経験したり見聞きしたりして、自分自身も少しは変化しているはず。今、去年の日記読み返してみて、去年と同様龍村監督の講演も映画の後にあったけど、自分の受け取り方が変化しているような気がした。うまく言えないのだけど、去年より、自分の中にスッと監督の言葉が入ってくるような感じ。映画を観ていてもそれは同じで、2時間以上の映画がとても短く感じられた。もっとあの映像の中に浸っていたいという気持ち。
 「地球交響曲第五番」は、染織家の石垣昭子、哲学者・物理学者・音楽家と様々な顔を持つアーヴィン・ラズロー博士、地球科学の研究者から産科医に転身した大野明子医師とそのもとで出産を迎えた龍村監督のお連れ合いの、インタビューやドキュメンタリーを軸に据え、これまでの第一〜四番に登場した人達の映像を回想と再録を編み込んで作られた。まだ観ていない方々のために、映画の内容についてあれこれ書くのは控えなければ。とにかく、とても良かったです。どこが良かったと言うと、このシリーズは、観る人それぞれに感じ方が異なるので一概にまとめてしまうことはできない、それくらい奥深い映画だと思います。特にシリーズ最新作である第五番は、911テロとイラク開戦を直視し、国家や民族、宗教を超えてどう互いに向き合っていくのか、という問題について、真摯に取り組んでいます。この映画の凄いところは、「逃げていない」ということでもあると思いました。
 映画の後の龍村監督の講演、聴衆からの質疑応答も含めて2時間ほどでしたが、とても密度が濃く、時間があっという間に過ぎてしまいました。
 この、第五番は、はじめ出演者がラズロー博士だけしか決まっていない段階で撮影開始したそうですが、ほぼ時を同じくして、シリーズこれまでの作品に登場した人達が次々と日本を訪れる、という偶然が重なり、初め資金も計画も何もない状態から、不思議なほど人が人を、機会が機会を呼んで、巧い具合に繋がり、完成に至った映画なのだそうです。映画作りを通してそういう経験をされた監督の言葉には揺り動かされるものが多かった。
 「地球交響曲」という映画は、1度ならず2度でも何度でも観たい。何度観てもきっと新しい発見があるだろうし、何度でも観る人に新しい力を与えてくれる映画だと思う。また観に行きたい。
 


2005年02月11日(金) 末広亭落語マラソン

 旧暦1月3日。
 昨日のできごとを今日書きます。
 昨日は会社を休んで新宿末広亭へ。
 実は先日、そろそろまた寄席に行きたくてうずうずしながら末広亭のサイトで番組表を見ていたところ、10日までの上席が、こぶ平・小朝・さん喬・権太楼・喜多八・菊之丞・正楽(紙切り)という、超豪華な取り合わせだったので、どうしても行きたい、と、予め週の初めに、上司に、仕事が順調に進んだら木曜休ませて欲しいとお願いしておったのです。「どっか温泉でも行くの?」と聞かれ、「落語聴きに行きます」と答えたらぽかんとされた。たまには平日に会社休んで寄席に行くのもいいですよね。これから時々そうしたいなあ。
 末広亭は、昼の部(12:00〜16:30)と夜の部(17:00〜21:00)で座席の入れ替えがないので、昼の部から夜の部の終わりまでずっと座りっぱなしも可能。よって、昼の部のこぶ平・小朝から夜の部の権太楼までぜんぶ見ちゃおうと欲張りな私は、今週ずっとうきうきそわそわでした。
 昨日は遅くまで会社に残ってしまったため、今朝は起きるのが少し遅くなり、もたもたしているうちに昼近く。慌てて家を飛び出して、巣鴨地蔵通り商店街の入り口にある伊勢屋で助六弁当を2つ買う。これは昼食と夕食。何故か落語にはお稲荷さん、と私の腹の内は決まっている。何故かは分からないけど、寄席で匂いも音もさせずに噺を聞きながら食べられるものというと真っ先に浮かぶ、というのも大きいかも。しかし、昼夜続けて同じものを食べるのはいかがなもの?取りあえず2食分考えるのが面倒なので一気に買ってしまう。
 途中新宿のジュンク堂に寄り、10日発売のちくま文庫『志ん生滑稽ばなし』それから1月発売していた『江戸が息づく古典落語50席』(柳家権太楼・PHP文庫)などを購入。急いで末広亭へ飛んでいく。出がけに末広亭のサイトで当日の番組案内をチェックしたら、夜の部に出る予定だったさん喬師匠が昼の13時に変更になっていたので、それに間に合いたい。残念なことに、こぶ平ちゃんは(どうしてもちゃん付けにしたくなる)今日はお休みみたい。・・・末広亭に着いたのは13時少し前。入ったら平日の昼にかかわらず、結構な入りです。幸い、前から4列目の椅子に1つあきがあったので、入り込む。
★昼の部(途中入場)
 林家鉄平「代書屋」
 柳家さん喬「子ほめ」
 林家二楽(紙切り)
 柳家喜多八「鈴ヶ森」
 春風亭一朝「転失気(てんしき)」
 松旭斉美智(奇術)
 古今亭菊之丞「町内の若い衆」
 春風亭勢朝 新作落語
 大空遊平・かほり(夫婦漫才)
 三遊亭歌武蔵「無精床」
 林家いっ平 新作落語
 扇家勝丸(太神楽曲芸)
 春風亭小朝「船徳」
★夜の部
 前座・古今亭ちよりん「狸の鯉」
 三遊亭きん歌「権助魚」
 太田家元九郎(津軽三味線)
 三遊亭小歌「浮世床」
 三遊亭圓丈 新作落語
 仙三郎社中(太神楽曲芸)
 三遊亭歌る多「桃太郎」
 古今亭志ん五「幇間腹(たいこばら)」
 林家正楽(紙切り)
 桂南喬「金明竹」
 古今亭圓菊「幾代餅」
 入船亭扇治「長短」
 大瀬ゆめじ・うたじ(漫才)
 入船亭扇橋「二人旅」
 柳家権太楼「人形買い」
 三増紋之助(曲ごま)
 三遊亭歌之介「幕末龍馬伝」

 昼の部途中入場で計8時間、30組の噺家、色もの(紙切りや漫才など)を堪能。ちょっと驚いたのは、昼夜通して居座るなんてあんまりいないだろうと思ったら、結構沢山の人達が昼の部が終わっても動かず、そのまま夜の部も残っていたことです。上席の千秋楽でなおかつ連休前の木曜日とあって、そう広くない末広亭の場内は、夜に近づくにつれどんどん人が増えて、熱気が強くなっていきます。
 お目当てのさん喬、権太楼、小朝はさすが、という感じ。ドスのある声に妙にとぼけた雰囲気が絶妙の喜多八師匠が演じる追い剥ぎの話ははまっていた。紙切りの二楽は夜の部の正楽の息子さん。親子を1日で見れる贅沢。紙切りのリクエストで、客席から「浮気!!」と威勢良く依頼されて、どう切ったものかうろたえていた。それがまた面白い。でもちゃあんとちょきちょき切って、浮気がばれて女房に謝る旦那さんの場面を作り上げた。うまい!歌武蔵は高座でも映像でも初めて見た。お相撲さんが出てきたかと思ったくらい、恰幅がよい。で、お顔は松井秀喜がもっと大きくなったような・・・あんまり見かけないタイプの噺家さんで、なかなか印象深い。小朝師匠、わあ、生で見るのは初めてだー、と、どきどきする。テレビでよく見かけたけど、なんの番組だったかなあ。でも、落語は初めて聴く。面白い。ひょうひょうとした若旦那の役が巧い。
 夜の部、前座のちよりん、女性の噺家さんは、応援したくなる。狸の噺、かわいかった。女性では他に歌る多姐さんも。子供が父親に桃太郎話の解説をする「桃太郎」も面白かったけど、そのあとのかっぽれ踊りも楽しかった。噺のあとに踊ってくれるなんて、サービスいいなあ。扇治「長短」で、まんじゅうを食べる場面、すっごく美味しそうで、巧いと思った。せっかちとのんびり、性格が正反対の2人の演じ分けが面白い。紋之助の曲ごま、実は、この日昼夜合わせて、一番盛り上がったのが、トリの歌之介、次がこの紋之助のこま回し。落語より色もののほうが笑いを取ることもあるんですね。こまを扇子や糸の上で回す巧さもさることながら、合間合間の台詞が面白い。飽きさせない。最後はトトロのテーマ曲に合わせてトトロのぬいぐるみが乗ったこまが、糸の上を滑っていく。客席は爆笑と拍手の渦。
 そして最後は歌之介「幕末龍馬伝」。龍馬誕生から暗殺まで、シリアスな場面も含めて語る中のあちこちに、歌之介師匠の実家の話などを面白おかしく盛り込んでいく、これが最高に面白い。もう笑いっぱなしで、お腹がよじれるかと思った、というか、もうよじれてしまって、痛かった。歌之介師匠の大トリを見たくて駆けつけた人も多いようで、場内は超超満員で、それが皆一斉に大笑いするもんだから、すごい熱気で、これはちょっとした感動だった。なるほど寄席の千秋楽というのは、こういう面白さがあるのですね。やみつきになりそうです。
 
 ちなみに、高座を聴きながら、いつも手帳にどんな噺を聴いたかメモをとります。今まで聴いたことのある、或いは本で読んだことのある噺ならば、その場で演目を書き留めることができるのですが、まだまだ知らない噺のほうが多い。そうなると、帰ってから本やネットで調べます。同じ噺でも噺家さんによってぜんぜん違った雰囲気になる。この噺はあの人のほうがよかったなあ、なんてことも、だんだんに出てきました。落語って奥が深いですね・・・楽しみながらぼちぼち勉強していきたいです。


2005年02月09日(水) 旧暦だとやっと元旦。

 旧暦1月1日。
 旧暦ではようやく元旦になりました。春近いって感じがしないでもないですね。梅の花もちらほら咲き始めて。
 
 明日どうしても行きたい所があるので、会社お休みします。みんなより1日早く連休に入るのはさすがに気が引ける(^^)ので、ある程度仕事のメドはつけてから、と、結構遅くまで残業してしまった。自宅最寄り駅で降りて大通りを歩いていると、反対側の歩道をフラフラ自転車のおっさんが大声で歌いながらやってきた。なんじゃすごい楽しそう、と、車道の向こうのおじさんを見ていると、いきなりこっち向いて、力強く手をぶんぶん振り、「はぁい♪」って、あたしにかい。よしとくれよ、と、知らんぷりしてすたすた行く。あんな酔っぱらいの知り合いは私にはいません。
 
 明日から連休。私は欲張って4連休。すみません。貴重な連休を無駄に過ごすまい、と、決意だけはしっかり。2日間外出して、2日間は自宅で過ごそう。自宅で過ごす夜は、美味しい肴作って焼酎か日本酒をちびちびやるのだ。ああ、想像するだけでわくわくします。魅惑の連休。。。


2005年02月08日(火) 『八百善物語』

 旧暦12月30日。
 仕事を終え、今日は神保町にほんのちょびっとだけ寄ってまっすぐ帰ろう(もうそこですでにまっすぐではない)と思いながら電車に乗り込むところで会社の友達に会い、これからどこに行くのと聞かれ、神保町と答えたら、私がどんな所に寄るのか興味がある、とのことだったので、ごあんな〜い。
 神保町を誰かと一緒に歩くというのはずいぶん久しぶり。ここ何年もなかったことだ。なんだか面白い。
 三省堂隣の古書モールへ。先週の土曜日に行った際、本が結構出ていた気がするので、今日あたり行ったら新しく入っているのが多いんじゃないかと思って。それとちょっと捜したい本も。40〜50分位書棚の間をうろうろ。友達も、古本屋って面白い、と言ってくれた。古書仲間が出来ると嬉しいなあ。。。と、ほっとする。何冊か欲しいものがあったけど、昨日の底抜けに恐ろしいニュースが尾を引いていて、今日は1冊だけ購入。『八百善物語 江戸料理とお茶の話』(江守奈比古著・新文明社)。八百善は江戸時代からある有名な高級料理屋。穢多頭の浅草弾左衛門も通ったという。江戸関連の本を読んでいるとちょくちょく名前が出てきます。その八百善の八代目主人と、茶道研究家の江守氏が、八百善の歴史から料理、その周辺の思い出話など縦横に語り合った対談集。これはとても面白そうです。古書店でもなかなか目にしない本なので、発行部数も少ないのでしょうか。大切に読みたい。
 さて、その後友達を「スヰートポーズ」へ案内し、餃子定食を食べた。神保町へ女性の友達と行って、食事となると、どうしても餃子とか天丼とかラーメンとかカレーとか・・・そのどれかになりそうな私です。

 帰宅後、「プロジェクトX」をつい見てしまう。地下鉄サリン事件の際、急患が次々と運ばれた聖路加病院の医療スタッフ達の物語。地下鉄サリン事件が起こったとき、私はすでに社会人で、その朝職場にも事件に関係した地下鉄を利用していた人も多く、仕事そっちのけでテレビに釘付けになっていた。どの局も救急車と消防車がひっきりなしに行き来する地下鉄駅周辺を映し出していて、一体何が起こっているのか、不気味で怖くて見ているこちらも心臓が高鳴っていた。
 その時の病院スタッフや急患として瀕死の状態にまでなって奇跡的に回復した地下鉄職員のインタビューや回想に、涙が出てしまう。
 それにしても、サリン事件の後遺症に苦しむ人達がまだまだ沢山いるというのは、気の毒だ。自分になんの落ち度もないのに、突然ばらまかれた猛毒サリンのお陰で、一生苦しまなければならないというのは、あまりにも理不尽だ。


2005年02月07日(月) 気の毒な・・・

 旧暦12月29日。
 ヤフーのニュース見てギョッとした。
 「大量の雑誌で床抜け、重傷 アパート、2時間後に救出」
 豊島区の木造アパートの2階というところまで同じだ。なんだか他人事とは思えない。本を買うのが怖くなった。下は大家さんの台所だ。居間や寝室でないだけましだけど、いや、ましだなんて言ってられない。私の場合、本と一緒に一升瓶も落下、なんて書かれかねない。気をつけねば。
 それにしても、ちょっとひっかかったのは、ヤフーのサイトではこのニュースが道徳とマナーのカテゴリに入っていることだ。それから関連事項として「ゴミ問題」ってある。この、雑誌と一緒に住んでた男性にとって、床が抜けるほど溜め込んだ雑誌は果たしてゴミだったのかどうか。。。結果的に床が抜けて迷惑かけちゃったけど、男性にとって、大切な蔵書だったのかも。。。他人にとってはゴミでも、自分にとっては大切なものだったりするのって、あるよなあ。。。と、同情してしまう。階下の人に怪我がなかったから言えるのだけど。
 本で家が壊れるって、なさそうであるんですね。知り合いで昔大家さんに、アパートの床が抜けるからこれ以上本を買わないでくれと懇願された人がいました。それから神保町の古書店にも、どう見ても本の重みで階段が傾いている店もある。どことは言わないけど、黄色い札が本に沢山ついているお店。あそこの均一台はとても好きです。
 いつか、書庫のある家に住むのがささやかな夢です。ぜんぜんささやかじゃない?いや、ささやかです。テラスも屋上もいらない、畑と書庫だけあればいいです。床が抜ける心配のない書庫。欲しいですなあ。夢のまた夢。

 ・・・日記を書き終えてから、豊島区の床が抜けたニュース映像を見た。うーん。。。あれはやっぱり、ゴミ・・かも。


2005年02月06日(日) 牡蠣みそ!

 旧暦12月28日。
 気持ちよく晴れた日曜日。ゆっくり起きて、ぼけっとして、おもむろに部屋の掃除始めたらついあっちもこっちもといじってしまい、お昼ご飯が遅くなり、そのあとネット見たりメール書いたり本読んだり、夕方にコインランドリーと銭湯行って、近所の酒屋覗いて結局ミネラルウォーターだけ買って出てきたり、で、肴作って(今夜は鮭と玉葱のホイル焼きと、アボカドと納豆の卵焼きなど)、本読みながら晩酌して、気がついたら寝る時刻になっている。あーあー、今日予定していたこと、ぜんぜんやってないなあ。いつの間にか日曜日が終わってしまう。たいしたことやってないのに。だけどほんとは、こういう日が毎日続けばいいのに、と思ったりして。これが暖かい季節だったら、ベランダに水やりしてそのままボケーッと植物の芽観察して過ごしたり、干した布団に寄りかかって、日だまりの中昼寝したり。
 ところで十字屋の「牡蠣みそ」というのをちょびっと小皿に盛って、ちびちび舐めながらお酒を呑むとこれが凄く合う。とにかく「牡蠣みそ」が美味しい。とびきり旨い。十字屋←ここのものなのですが、肝心の十字屋さんのサイトには、「牡蠣みそ」が載っていないみたいです。。。私が買ったのは壜入りの600円くらいのもの。甘みと牡蠣の風味が絶妙で、他の料理食べ尽くしたあとに、この牡蠣みそをちびちび舐めながら焼酎を飲んだらやみつきになってしまった。これ、何本か確保しておきたい。だからどこに売っていたかあまり人に言いたくない。自分が買いに行って売り切れてたら嫌だもん。・・・でも、お教えします。金曜に行った東京駅の焼酎専門店でござるよ。他の店でも売ってないかしら。デパ地下にもありそう。いつも確実に入手できそうな店を2〜3店把握しておきたいです。欲張り。。。
 


2005年02月05日(土) 古井由吉氏講演会

 旧暦12月27日。
 14時から東京堂書店の6階会議室で行われる古井由吉講演会を聴きに行くため、神保町に行った。
 土曜で晴れてて昼間の神保町はちょいと久しぶり。古書店が連なる靖国通りはさすがに人が多い。古書店店頭の均一台にも人が群がっているのを見て、ムラムラしてくる。講演会終わったら自分も古書店に寄る時間少しはあるだろうな、と、ゆっくり寝過ぎたことを後悔する。
 東京堂書店の6階に上がり、受付を済ませて会場となっている会議室に入ると、14時少し前についたので、もうほぼ満席。1月26日に発売になった『聖なるものを訪ねて』(古井由吉・集英社)を予約&購入する際に申し込んだ読者達、おそらく皆古井ファンですが、100名ほどの聴衆の約5〜6割が古井氏と同世代の男性(古井氏は1937年生)、残りはやはり同じくらいの女性、でも1〜2割ほどは私位の世代(30代とおぼしき男性が多いのは少し驚いたけど、納得できる)。自分が好きな作家の読者層って、ふだんあまり意識していないので、こういうイベントでいろいろ気づくことがあり、面白いと思った。
 古井氏の講演は約1時間。どんなお話になるのか、わくわくしながら会場に向かった私なのですが、実は、途中爆睡してしまった。。。。。初め、古井氏が前のテーブル席に座って話し始めたとき、好きな作家が目の前にいて話しているということにすごくコーフンして、どんなことも聞き漏らすまい、と思って聞いていたのに、おっとり穏やかにお話になる古井氏のお声が、次第次第に心地よい子守歌に聞こえるようになり、いつしか睡魔がやってきて、時々思い出したようにハッと目覚めてさも聞いていたかのように前をじっと見つめはするのですが、やっぱり再びいつしか・・・という感じで、一体どんなお話だったかというと、最初は日本経済の話に日本の文学界の状況を絡ませて・・・ご自分の入院生活の話とか・・・えっと、それで、最後に「私は自分の作品の中に退屈を作っていきたい。私の文章を読んだ方が退屈を感じて頂ければ・・・それで、本日の私の話も退屈を感じてくださったでしょうか」と締めくくられた。その、一番最後のところで睡魔から解放されようやく真面目な聴衆に生まれ変わろうとしていた私は、ギョッとしてしまいましたです。
 講演のあとはサイン会。前の列の人達から順番に古井氏のテーブルの前に『聖なるものを訪ねて』を持って並び、他の人達は皆順番が来るまでそのまま席に座って待つ。しーんとした会場で、前方の席に座っている年輩の男性がしきりに、「ほー」「ふーん」「はあ〜」「へ〜」と感嘆の声を漏らすのが響いている。で、そのおじさん、「ふゥ〜ん、凄いねえ、偉いねえ、若い人達も結構来てるんだねえ〜」と会場を見回しながら、自分の隣に座っている若い男性に向かって言う。その声があまりにでかいもんだから、会場中の人がおじさんに注目してしまう。「今時の若い人達もこういうの読むんだねえ、ふゥ〜〜ん」。会場からくすくす笑い声。話しかけられている男性のほうは少し迷惑そうに、頷いてはいる。と、おじさん、「だってこの人の書くの難しいでしょう、なに書いてあるのか分からないもん」と。会場中大爆笑。サインを書いている古井氏も失笑している。作家本人の目の前で凄いこというなあ、このおじさん(笑)。てっきり古井氏のお知り合いかと思ったら、違った。自分がサインしてもらう番になって、古井氏の前に立ったら、以前サインしてもらった本も持ってきてたようで、それを見せていた。で、今日は横須賀から来ました、とも言っていた。もう何十年も前からの筋金入りのファンなんでしょうなあ。
 確かに古井氏の書くものは分かりづらい。時たま何書いてあるのか理解しがたい部分もある。ただ、そういうところを感覚的に捉えることができれば、いいのかな、という気がする。
 私も本にサインをしてもらう番に。こういうのって、緊張するもんですね。とてもドキドキした。いつも読んでいる作家のすぐ目の前に立ち、自分がさっきまで読んでいたその方の著作に、自分の名前と、作家のサインを書いて貰う。前に並んでいた人達は気の利いたことを二言三言話して、古井氏も「ああ、そうですか」「はあ、なるほど」と答えていたけれど、私ときたらそんな度胸などからきしなく、ただ、本を受け取るとき、「ありがとうございます、大切にします」と、蚊の鳴くような声で言っただけです。普段の図太い私はどこへ行ったのだ。
 会場をあとにしたのは15時半過ぎ。このあと小唄のお稽古に行かねばならない。が、その前に、1時間半くらいは、古書店回れるかな、と、神保町の町に飛び出していく。で、古書モールにて嬉しい収穫。『池塘春草』(瀧川政次郎・青蛙房)が600円『未刊随筆百種』(三田村鳶魚編・中央公論社)の3・5・6・7巻と『桃蹊雑話』(石川久徴著・歴史図書社)が各300円。『池塘春草』は和漢古典籍から艶話を収集し随筆風に時代別にまとめたもの。『未刊随筆百種』には、他ではなかなか読めない江戸時代の随筆類が多く集められていて、ほんとは12巻揃えで欲しいのですが、1冊300円というのは嬉しい値段。でも、最も欲しいのは1巻で、ここに載っている『文政年間漫録』と『博奕仕方風聞書』は、去年図書館で借りたのですが、手元に置いておきたいものでした。『桃蹊雑話』は水戸藩でのさまざまな事蹟を随筆風にまとめたもの。こういう随筆に出てくる、「ありえない〜」というような話を探すのが面白い。
 一度入ったらなかなか抜け出ることが出来ないのが神保町。もっといたかったけど、荷物の重さが限界に達したので、小唄のお稽古に浅草橋へ。「古井氏の講演会が終わったら行きます」、などとほざいていたのに、少し遅くなった。「神保町で迷子になりました」と一応うそぶいてはみるものの、ずっしり重そうな紙袋で、なんで遅くなったかはバレバレ。なんだけど、すぐにお稽古、ではなくて、お茶して、古井氏のサイン見せびらかして、講演の内容を聞かれて答えに詰まり、みんなに笑われる。そこにいるメンバーの多くが、同じ同人誌の仲間なので、ひとしきり古井氏の話など。そのあと、テーブルの上にあった金銀の輪っかを、私が誰かの腕輪かなんかだろうとどかしたら、バラバラと分解してしまい、それがなんと知恵の輪だったので、みんなに「元に戻してごらん」と言われたのがきっかけとなり、知恵の輪教室になってしまう。知恵の輪、どうしても元に戻せなくて、やがて癇癪を起こして放り投げたわたくし。
 小唄のお稽古は22時近くまで続いた。普段自宅アパートで1人練習するときは、周囲に音が漏れないように、爪先でかするようにつまびくだけなので、どうしてもストレスが溜まってしまう。そこへ行くと、みんなでお稽古の日は、マンションの一室なので、遠慮なく音を出すことが出来る。私の音色はあまりよくない、同じ三味線を使っても、私と他の人とは出せる音色が違う。なんでかなー。どうして他の人は響きがいいんだろう?練習が足りない、それが一番の原因かな。反省。
 


2005年02月04日(金) Sho-Chu AUTHORITY

 旧暦12月26日。
 会社帰りに新宿のジュンク堂行こうか、神保町の三省堂行こうか、それとも大手町の丸善にしようか、とうだうだ迷いながら電車に乗って、線路に揺られながらここで降りて乗り換えるかそれとも次まで行って新宿方面に行くかそれとも大手町か・・・など引き続き優柔不断に迷いに迷って、気がついたら大手町方向に向かっていた。が、丸ノ内線に乗って大手町に行く手前に東京駅でも電車は停車する。東京駅・・・久しぶりだな、と思ったら、私の脳内から書店は跡形もなく消えて、替わりに「焼酎」という二文字がぽっかり浮かんできた。
 というわけで、大手町の手前、東京駅で降りてしまって、以前から気にはなっていた「Sho-Chu AUTHORITY」というお店に向かった。「気にはなっていた」というのは、何度か通りかかって2度ほど店内を覗いてはみたけど、それはまだ焼酎に購買意欲がそそられない時期のことだったので、こういう店が東京駅にあるな、程度に思った位の「気にはなっていた」、なのです。越後人の自分としては、酒といえば日本酒、自分の身体に合うのは日本酒(根拠はない・・・)と思い詰めていたので。ところが、世は焼酎ブームと言われ、若い女性の焼酎ファンがぐんと増えたと言われ、自分もなんとなくそれに乗っかって、あれ、焼酎って美味しい、と気がついたらもうはまりかけています。日本酒も美味しいけど焼酎も美味しいですね。言い訳がましいけど、焼酎は学生の頃からよく呑んでいた。だいたいお金のない学生が居酒屋で呑むというと、タイムサービスの中生か焼酎のお湯割りになる。私はサワーがあんまり好きでないので、焼酎のお湯割りに梅干しを入れて、箸で梅干しをつつきながら呑んでいました。だけど、焼酎にも日本酒に負けず劣らず、いろんな銘柄があって、蔵元が精魂込めて作っているのだと認識しはじめたのはほんのここ数年です。だから遅れてきた焼酎ファン、ですね。今まで勿体ない呑み方してたかなあ。。。いやいや、20代で焼酎の銘柄あれこれ言いながら呑むなんざ、ちと生意気ですな。じゃあ30代半ばになったので、腰を据えて仕切り直ししますか。
 という気分で、焼酎の勉強(ってどんな勉強だ)を1から始めようというあたろー君であります。で、東京駅の地下通路をうろうろ・・・目指す焼酎専門店が見つからない・・・なんでこんなに分かりにくいんだ?八重洲ブックセンターに行く時もよく迷うのですが、東京駅って自分が目指す店が一体何口にあるのかがまず分からないと混乱しますね。へんな通路に入ってしまうと途方に暮れる・・・しかも、黒壁横丁、という新しい飲食店街が完成したばかりのようで、人も店もやたらと多い。もしや、私の目指す焼酎専門店はなくなってしまったのか?と、嫌な予感がして、ボー然と立ちすくむ。その時偶然、まさに天の救い、私の後ろを通った女性2人の会話。「このあたりに焼酎のお店ってなかったっけ?」「あるよー。この上に」思わず振り向いて、「この上に」と言いながら女性が指さしたのを見る。どうやら2人連れはエスカレーターに乗って、焼酎店にも寄ってみようか、という雰囲気で、私の後ろをすたすたと歩いていった。なんだ、1階だったのか!!と、私も彼女たちの後を追う。
 「Sho-Chu AUTHORITY」は、やばいですよ。ほんとに。焼酎と泡盛の銘柄がすごく沢山あって、迷う迷う迷う迷う。迷うったって、知ってて迷うならまだいいけど、初心者の私は迷うを通り越して、途方に暮れた。ありとあらゆる焼酎が県別に棚にまとめられていて、知ってる人には探しやすいんだと思うけど、私には何がなんだかよう分からん。どれも美味しそうに見える。凄く時間をかけて店内をぐるぐるうろつく。迷いに迷って、明石酒造の「黒帥」という芋焼酎と、霧島酒造の「黒霧島」というこれも芋焼酎を買った。他にもそそられた銘柄はたっくさんあったのですが、そんなに買えないし重いのだし、と、他は今後のお楽しみとしてお店を出た。
 ちょうど黒壁横丁オープン記念だかのキャンペーン中で、購入代金の15%還元チケットを貰う。じゃあ夕ご飯、ここらで食べていこうかなと、きじ丼を食べて、半額はチケットでまかなえた。ラッキー。そのあとトイレに行きたくなり、トイレ矢印にそってトイレにたどり着くと、なんと有料トイレとある。入るのに100円。。。黒壁横丁の飲食店から借りるコインがあれば無料。つまり飲食店のお客さん用トイレで、怪しい人はのべつまくなし出入りできない仕組みらしい。うーん、100円。ご飯食べた店をもう出てきちゃったしなあ。100円を払って有料トイレというものを経験してみるか、それとも他の無料のフツーのトイレに行くか。100円というのは普段はたいした額ではないように思えるけれど、いざトイレで用を足すためだけに使うとなると、とたんに使うのが惜しくなる金額だ。と立ちつくしていると後ろで「こんにちはあ」とさわやかな声。振り向くとトイレに受付があって、制服を着た好青年が座っている(!)にこにここちらを見ているので、ダメもとで「今食べてきたお店のレシートなら持ってるんですけど」「はい、こちらでご利用になれますよ、どうぞ」と、コインを渡してくれた。そのコインをトイレの扉の脇についている箱に投入すると、自動ドアが開いて中に入れた。おお!!!と、入ってみたけど、中はフツーだった。個室が2つ。鏡がちょっと多いくらいで。別に花が飾ってあるわけでもない、百貨店の豪華なトイレとも違う。ごくごくフツーのトイレだ。でも、清掃がちゃんとしてあるので、綺麗なことは確か。・・・でもでもでも、たとえばお腹壊してこのトイレに飛び込んだとして、長時間個室を独占する羽目になり、用を終えて出てきた場合、トイレの受付のお兄さんの前を通るのは少し恥ずかしいかも。・・・そんなことを考えてしまった。

 さて、そんなこんなで帰宅が遅くなったなあと反省しながら自宅に向かう。途中、駅近くのローソンに入った時、なにげにお酒コーナーの前を通り、置いてある焼酎をチェックする。最近スーパーで見つけて飛び上がらんばかりに嬉しくなって即購入した「鍛高譚」が、実はほぼ毎日行くローソンにもあったことをこの前知ってショックを受けた。・・・で、よく見たら、その隣に、今日さっき買って来たばかりの、重いのを耐えて抱えて来た、そのまさに「黒霧島」がででんと並んでいるのを発見。思いっきりがくんと凹んだ。
 なんでい、ローソンに売ってるんだったら売ってると早く言ってくりよ。
 あー重かった。
 ちなみに、「Sho-Chu AUTHORITY」は楽天にも出店してます。
 Sho-Chu AUTHORITY


2005年02月03日(木) 彫師伊之助

 旧暦12月25日。
 節分なのをすっかり忘れていた。
 会社の入っているビルにあるコンビニで太巻きを山積みにして売っている。いつもの店員さんが鬼の格好をしている。それをただぼんやり見てたけど、誰かに「今日は節分だね」と言われるまで気がつかなかった。・・・そんなことも忘れていた自分が情けない。子供の頃、豆まきは本気で楽しかったなあ。今じゃそんな疲れることする気力もない。節分の日もすっかり忘れて・・・。
 少し残業して、銭湯で熱い湯にじっくり浸かり、今夜は近所の居酒屋でビール飲んでから帰ろう、と思っていたのに、今日が定休日なのを思い出した。その居酒屋は曜日ではなく、末尾の数字で定休日が決まっている。仕方なく、1人で入れて静かに過ごせそうな居酒屋が他にないか、思いめぐらす。そういうお店ってなかなかないんですよね。お店の人も他のお客さん達も、放っておいてくれる店。この人は1人で静かに呑みたいんだな、と理解してそっとしてくれる店。ありそうでない。女性1人で入って、お店の人がへんに気を遣って、寂しそうにさせちゃいけない、とあれこれ話しかけてくれるのは、ありがた迷惑。
 と、最近商店街の一角に出来た居酒屋チェーン店を思い出す。前を通って、混んでいるようならやめようと、行ってみたらがらがら。2組しかいない。入ってカウンター席の一番隅に座る。中生と芋焼酎、たこわさや串もので1時間ちょっといた。店員さんの態度はとても丁寧で親しみやすいけど、必要以上にお客さんの空間を邪魔しないので、居心地良かった。グループ客多い日だったら遠慮したい店だけど、今夜みたいに空いてる時ならば、通ってもいいかな、と思った。一番居心地いいのはやっぱり近所の年配夫婦のやってる居酒屋だけど。ここもキープ。
 たこわさで呑みながら、藤沢周平の『ささやく河』(新潮文庫)を読み終えた。彫師伊之助捕物覚えシリーズの第3弾。読み始めた時は、あれ、藤沢周平にしては掴みのない小説だなあと思っていた。いつもなら最初の数ページを読んだだけでぐいぐい引き込まれるのに、それがない。いくら藤沢周平とはいえ、たまにはこんな作品もあるだろうな、と我慢しながら読み進める・・・と、やっぱり来た。3分か4分の1あたりまで来たところで、とうとう本を閉じるのが苦痛になってきた。藤沢周平の世界にどんどん入り込んでいく。面白くて、先が気になって仕方ない。で、最後まで一気に読んだ。 彫師伊之助シリーズはこれで終わり。面白かったのになあ。残念。
 藤沢周平さんにはもっともっと長生きして、面白い作品をもっと沢山買いてほしかったなあ。と、1作読み終えるたびに、いつも思ってしまいます。。


2005年02月02日(水) おやすみなさい。

 旧暦12月24日。
 残魚で遅くなりました。明朝早いので今夜はもう寝ます。
 その代わり明日仕事終わって早く帰れたら行きつけのお店で軽く一杯飲みたいです。それだけが生きがいの明日。
 では今夜はすいません。。


2005年02月01日(火) 雪

 旧暦12月23日。
 寒いですなー。ほんとに寒い。こんなにモコモコに着込んでるのに(お見せできないのが残念)、ぞくぞく底冷えのする夜。でも雪が降らないだけ東京はマシですね。新潟の被災地、よりによって19年ぶりの大雪とか。昨夜新潟の実家に電話したら、どんどん降り積もっていると言っていた。そういえば、19年前、確かに大雪でした。私は中3で、高校受験だったのですが、平野部にもかかわらずどっかり大雪で、屋根の雪下ろししないと家がミシミシいうので、受験勉強そっちのけで雪下ろし、雪かきでした。雪が沢山降った年は春の訪れが遅くなる。山間部は特に深い雪の中。被災地の方々の苦労いかばかりか・・・。
 仕事帰りに神保町の三省堂へ行き、『東京かわら版』2月号と『酒とつまみ』第6号を買う。東京の落語、寄席情報が載っている『東京かわら版』は最近毎月買っているのですが、大きな書店か寄席など、限られた所でしか販売していないので、久しぶりに三省堂に行きまず購入。これでほっとする。『酒とつまみ』はそのタイトル通り、酒飲みの雑誌。これは今度家でゆっくり呑むときのお供。しらふで読んだらつまらないけど、呑みながら読むとなんとも楽しい雑誌。
 出版社のPR誌を置いてあるコーナーで、久しぶりに『ちくま』(筑摩書房)を発見!タダでもらえる冊子なのですが、毎月入手するのが最近何故か難しい。どこの本屋にも置いてなかったりするのです。というか、人気があるからすぐなくなっちゃうのかな?PR誌なんだけど、読み物はどれも結構面白い。数あるこの手の冊子の中では最も好きなもののひとつです。表紙の絵がなんとも可愛いし。入手できない月があんまり続くようだったら、年間1000円で定期購読しようかなとまで考えてます。取りあえず、今日2月号ゲットできてえがっだ。
 銭湯の脱衣所のロッカーのドアに、思わずノックしてしまった自分。
 周りに人がいなくてよかった。。
 最近ぼけてる。
 もとから・・・か。
 
 


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