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■ 重機は歌う。
春めいて参りました。空気中にほのかな花の香りがあるような錯覚を覚えます。そんなわけで最近、窓を開け放しております。そこで気づいたこと。工事の音が、うるさい・・・。 工事の音、と聞くと、皆さんは昼間だけを想像されるかもしれません。しかし、ここ豊洲は未来の東京ベッドタウンを狙ってか、日曜を除いて朝昼晩、深夜関係なく工事しっぱなしです。ときには、「あれ、とってくれー」というような作業員の声すらします。近所の話題も、「昨日の晩はとくにうるさかったわね」というような話題になる始末。とはいえ、音に対してなれてはきました。ですが、馴れすぎて、工事のない日曜に違和感があります。嵐の前の静けさを感じるようなソワソワ感。非日常が日常になり始めた恐怖・・・。 豊洲の工事はまだまだ続きます。それが終わったとき、私はショベルカーや掘削機の音なしに生きていけない人間になっているかもしれない。少なくとも、周囲に住む子供には他の場所の子供と違った感性がうまれているはず。たとえば、みんな将来、工事の作業員になるような・・・。 ああ、今日も重機が歌う。うぐいすのふりして、歌っている。
2006年03月11日(土)
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