 |
 |
■■■
■■
■ おなもみ感覚でナイフを。
知らない間にくっついているおなもみ。あのとげとげしてて、ひょろながい爆弾みたいな実です。私の故郷には、それに似た「ばか」というのがありました。「ばか」は、おなもみ同様いつの間にかくっついてしまう種子です。ですが、おなもみとちょっと違うのは「ばか」は「ばか」にくっつくという伝説。子どもたちは、秋口になるとこの「ばか」に細心の注意を払い、生きておったものです。だって、「ばか」がくっついているとわかったとたんの、まわりのはしゃぎようったら!みつけちゃったもんね〜的な。あ、いちゃったぜ?的な。あのはずかしめほど子供心を傷つけるものはなく、逆にあのはずかしめほど、おもしろいもんはなかったのです。(田舎では) そんなこんなを思い出したロシアの男性の事件。朝方背に刺さったナイフにやっと気づくという事件。やっぱりあの頃の私たちは彼を「ばか」だと言ったのかもしれない。私たちの遊びに組み込んで。
2008年04月18日(金)
|
|
 |